2016/11/13 念願叶って門入(かどにゅう)へ行くことが出来ました! 今回はセローでも軽トラでもありません。歩きです。往復4時間半の山歩きはこたえました~普段の運動不足と体力の低下が身にしみました でも苦労した分、門入の素晴らしさを味わうことができて大満足でした! レポの前に門入という集落をご紹介します(といってもネット情報ですが) 徳山ダムによりダム湖に沈んだ岐阜県旧徳山村の中で、唯一水没を免れた集落です。 徳山村の中心地「本郷」から約16km、標高が高くダム湖の水面より高い位置にあるため沈まなかったというわけです。 今でも夏は住人がおられるので「廃村」ではありません。 ですが、この村へのアクセスは関係者しか乗れない「とくまる」に乗ってダム湖の反対側へ渡るか、ホハレ峠から山道を歩くしか手段がありません。 夏に「とくまる」に乗ってダム湖遊覧した際に、乗務員のおじさんに教えてもらいましたが、対岸の船着き場から8kmほどあるそうです。 この時一緒に行った、徳山村大好きライダーK氏と何とかバイクで行きたいなぁと話してましたが、関係者しか乗れないので仕方ありません。 一般人が行けるのはホハレ峠からの山道だけです。 実はその前から(たぶん昨年から)ホハレ峠から門入まで行きたいと言ってまして、ようやく日程が合って決行となった次第です。 前置きが長くなりましたが、道中のレポでございます。 待ち合わせは道の駅さかうち Kさんは名古屋から、私は滋賀からここで待ち合わせ (sero-さんとニアミスだったようですw) Kさんの車はここに置いて、軽トラに二人でホハレ峠に向かいます。 いつもの場所で記念撮影 峠に到着 お地蔵様に「無事に帰ってこられますように」「熊に合いませんように」と二人でお参り この日は朝が冷え込んでて、山越えの温度計は3℃。でも快晴! カッパ上下に長靴、リュックには熊鈴、お地蔵さんの所にあった杖をお借りして、さあ行きましょう! 道中は完全な山道ですが、やはり定期的に人が通っているので踏み跡があります。 迷う心配はなさそう 峠から下りてくると川に当たります。 この道中、途中には何ヶ所もの川渡りがあります(長靴履いてきてよかった) とは言ってもやはり山道、簡単にはいきません 枯れてはいるものの薮はあるし(夏は無理ですなこりゃ) ところどころロープがあるような危ない場所も。 でも踏み跡はしっかり付いてるし、迷いそうな所にはピンクのテープが着けられていて安心して進めます。 沢を渡る丸太橋をビビリながら通過 もう1カ所あります。 これはめっちゃコワかった 何ヶ所かの川渡りの中で、ここが一番の難所かな 結構な水量で、長靴でなければ渡れません。 下りなので楽かと思いきゃ汗だくです。 天気もよくて気温が上がってきたせいもあるでしょうが。 スタート時の服装は、上半身が綿の半袖Tシャツ、長袖の起毛Tシャツ、綿パーカー、カッパ。下半身は裏フリースの暖パンにカッパ。 とりあえずパーカーを脱いでリュックへ。 人一倍汗かきのくせにTシャツの着替えを持ってきていません。 準備のいいKさんのTシャツをお借りしました(ありがとうございました) 見上げると雲一つない晴天に紅葉! すばらしい日です 下流の方向。 この先に門入があるはずです。 このあたりから傾斜が緩くなってきます。 下流に向かって右の対岸に渡り、しばらく行くと左手に砂防ダム さらに下流へ行き、この支流を渡ると 放置バイク登場 XR70のようです。 誰がどこから持ってきたんでしょう? すぐ近くにはバイク小屋 中は空っぽですが、小屋の裏に自転車があります。 使われてるんでしょうか? バイク小屋からしばらく行くと、この看板 黒谷第一砂防ダムです。 ちなみに設置した「建設省」のままw 写真では分かりにくいですが、かなり大規模なダムです。 いったいどうやってこんな山の中に造ったのか不思議ですね この砂防ダムを過ぎると、傾斜も緩く廃林道っぽくなります。 軽トラが入ってたダブルトラックも残ってます。 相変わらずドロドロベチャベチャですがw また放置バイク登場 シートで厳重にカバーされてますが、相当前のモノのようです そしてこの場所 振り返って見たのがこちらの写真 バイクの左、ブルーシートがある方向は、かつてのホハレ林道への分岐です。 王子製紙のパルプ材搬出用作業道として昭和40年代に造られた道ですが、今は徹底的に崩れて荒れ果てているようです。 いわゆる「クソえげつない道」 そこを探索されたのが「漂ヘド沈マズ」の2006年のこの記事。 まさに命がけで走破され、終点の新旧合流地点として写真があるのがこの場所でした。 分岐点を過ぎるとさらに道が良くなります。 といってもこのような状態ですがw ここは何とコンクリ舗装 さらに道は広がります 人の手が入ったエリアです。里は近い! そして奇妙な橋が現れました。 ここは先ほどの「漂ヘド沈マズ」にも出てきます、橋が落ちた場所を土管で埋めて車が通れるようにした場所。 記事は帰宅後にじっくり読んで「あ~あそこのことか」とわかりましたが、この時は二人で、何と低コストで効果のある素晴らしいアイデアと感心してました。 上は下流(門入側)からの写真 上流/ホハレ峠側からK氏撮影 土管の上に土が盛られて、軽トラでも楽に通れる状態になってますね。 土管橋から快適な廃道を歩くこと10分 ようやく建物が見えてきました! 門入に到着! この時も私の後ろ姿を撮ってもらってました。 感動のあまり立ちすくむ姿ですw この時11:52 ホハレ峠を出発したのが9:36だったので、実に2時間半もかかってます。 途中で休憩したり写真を撮りまくったとはいえ、いかにも時間がかかりすぎ。 ネット情報では2時間と書かれてるのが多いし、やはりド素人は時間がかかります。 行きは下りでこの時間なので、帰りは峠まで山道の登り、このド素人2人の足なので3時間は見ておきたいところ。 13時に出発し、16時着となれば滞在時間は1時間。 あまりゆっくり出来ませんが、待望の門入を散策することにしました。 長くなりましたので続きは次回へ。 |
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コメント(26)
絶好の日和に行かれましたね~。日頃の行いがよろしいのでしょう。ヘタレなわたくしには厳しそうな道のりですが、そそられますね~!門入楽しみです!
2016/11/17(木) 午前 9:19 [ クイック ] 返信する
今年最大の衝撃を受けたブログ記事でした!
まずは制覇おめでとうございます
私もここは是非と思ってるんですが、今の年齢・体力・デブさ加減、どれを考えても厳しいですね~
来年こそ少し準備をしてからチャレンジしてみたいですね~
また貴重な情報をありがとうございます。
後編? も楽しみにしておりますよ~^^
2016/11/17(木) 午後 0:37 返信する
お疲れ様でしたとうとうやりましたね。
私もひそかに狙っておったのですが、先を越されてしまったので「クソえげつない」ほうを歩くしかないですねぇ
続編を楽しみにしています。
2016/11/17(木) 午後 2:08 [ そらまめ ] 返信する
毎度です
やっと記事になりましたねw
まだかまだかと待ってました
まずは制覇おめでとうございます^^
Kさんとお二人、お疲れさまでした
これ見て真似する人、たぶん出てきますよw
注意事項だけはしっかり書いておきましょうねw
まあわたくしは今度会ったときにゆっくり聞かせてもらいますw
おっさんの希望の星となられたことを祝福しますw
2016/11/17(木) 午後 10:34 [ 山神 ] 返信する
普段から運動してても
四時間半は堪えますって(爆)
2016/11/17(木) 午後 10:46 返信する
> 丹陽(タンヤン)さん
ありがとうございます。
気負ってないのでボチボチですw
2016/11/17(木) 午後 11:33 [ セロ尾 ] 返信する
> ザビエルさん
ありがとうございます。
踏み跡はありましたがほとんど人の通らない山道なので、荒れてるし危険な箇所も多かったですね。
無事に帰ってこられてよかったですw
2016/11/17(木) 午後 11:36 [ セロ尾 ] 返信する
> 凡くまさん
山歩きなどほとんど経験がないので服装も分かりませんでした。
朝が冷え込んでたので厚着したのが失敗でしたね・・・汗だくになりました。
このルート、実は片道5キロしかありませんがw
2016/11/17(木) 午後 11:43 [ セロ尾 ] 返信する
> 稲妻さん
徳山ダムのおかげで旧のホハレ峠までは軽トラでも楽に行けますよ。
ダートや水たまりはありますが。
旧のホハレ峠にチャレンジされたのでしょうか・・・10数年前に既に廃道になってるようですが・・・恐れ入りますw
2016/11/17(木) 午後 11:47 [ セロ尾 ] 返信する
> ケッパコ四駆さん
無事に(住み着くこともなく)帰ってきました。
さすがに携帯の電波が届かない村はちょっと・・・w
XRの外装、もう一度行くことがあれば考えますが、二度と行くことはないと断言できます(爆)
そらまめさんに期待しましょうか(ウソ)
2016/11/17(木) 午後 11:52 [ セロ尾 ] 返信する
> ぬまさん
バイクで行きたいところですが、この山道はトラ車でも無理ですw
地図は次回掲載しますが、地理院の道が「クソえげつない道」で、我々の歩いたルートは途中まで地図に載ってません。
ホハレ峠の場所も、道がなくなった廃道の峠は載ってますが、お地蔵様の峠は載ってないんですよ。
記載して欲しいですね。
2016/11/17(木) 午後 11:59 [ セロ尾 ] 返信する
> クイックさん
私も公私ともに認めざるをえないヘタレですが、何とか行きたいと思ってた場所なので頑張りましたw
ホントいい天気だったのが救いでしたね。
原生林の紅葉を満喫できました!
2016/11/18(金) 午前 0:01 [ セロ尾 ] 返信する
> RKパパさん
そう言っていただけると頑張った甲斐がありましたw
ありがとうございます!
道中はかなりキツかったです。行きは足下が悪く滑るし、特に帰りが完全に登りなので足はガクガク、数分おきに休憩しつつ峠を目指しましたw
もうちょい準備して臨むべきでしたね・・・
2016/11/18(金) 午前 0:06 [ セロ尾 ] 返信する
> そらまめさん
とうとうやりました!嬉しかったです!
そらまめさんから見たら、往復10キロに4時間半ってあきれるようなスピードでしょうが、ヘタレの2人はこれでも地獄でした(笑)
でも旧王子製紙作業道はやめた方がいいと思います。冗談抜きでコレはダメでしょう。
そもそもホハレ側の新旧の分岐点が崩落で道がなくなってます。
2016/11/18(金) 午前 0:13 [ セロ尾 ] 返信する
> 山神さん
帰ってきてから仕事が忙しかったのと、目的を達成して抜け殻のようになってました。
記事が遅れて申し訳ありません
「おっさんの希望の星」くすんだ鈍い光り方してそうですなw
そうですね。注意点は次の記事で書いておくことにします。幸いにも野生動物には合いませんでしたが、携帯の電波が届かないので何かあったら大変ですし。
無事に帰ってこられてよかったです。
詳細は今度ゆっくり聞いてやって下さいw
2016/11/18(金) 午前 0:19 [ セロ尾 ] 返信する
> やまさん
そうですね~ 4時間半の山道はしんどいですね。
ましてやワタクシ、普段全く運動しておりませんので・・・
くたくたに疲れ果てましたw
体力つけなきゃいけませんね。
2016/11/18(金) 午前 0:22 [ セロ尾 ] 返信する
念願の門入、やっと行けましたー
村が見えた時には感動的でした。ぼう然でした
往きは希望があるので楽しいですが、
帰りはほんとにしんどかった(~_~)
もうちょっとだね?って、
おっさん二人で励まし合って笑えましたね
セロ尾さんは二度と行かないと行っていますが、
私は戸入の船着き場は諦めていませんよ!
その時はつきあってくださいね(^o^)
2016/11/18(金) 午後 1:47 [ K ] 返信する
> Kさん
お疲れ様でした!
行きはワクワクでしたが帰りはホンマしんどかったですね(^^;
でも念願叶って行くことができて大満足でした。一人では行けないので一緒に行っていただいたお陰です。
ありがとうございました!
戸入の船着き場の宿題がありますね~
自転車担いでは遠慮しときます(笑)
何とか船に乗せてほしいなぁ
2016/11/18(金) 午後 8:05 [ セロ尾 ] 返信する
素晴らしい記事をありがとうございます。小生も一度は行ってみたい場所ですが、体力的に自信がありませんよ。
続きを楽しみにしております。
2016/11/18(金) 午後 8:40 返信する
> 寿さん
ありがとうございます。
寿さんにも行っていただきたい場所です。たぶん満足していただけるのではないかと思いますよ。
でも体力的にはキツイです。帰りはおっさんカラータイマーが点滅しっぱなしでした(笑)
2016/11/18(金) 午後 10:16 [ セロ尾 ] 返信する