先日発覚したNGT48メンバーに対する暴行事件には日ごろ48グループにあまり関心を持っていない私も驚かされました。一般ニュースでも取り上げられるほどの事件でしたが、運営がひたすらだんまりを決め込んだために情報が錯綜して現在では完全なカオス状態となっています。今回は騒動で感じた7つの疑問点と新たに発表されたコメントの問題点をご紹介します。(敬称は全て略します)
- 暴行事件の概要
- 一部スポーツ紙に「関係者談」を連発
- 運営が初めてメンバーの関与を認めた
- 週刊文春が騒動に参戦してきた
- 巨大な闇の存在を感じる7つの疑問点
- 運営が発表した新たなコメントの問題点
- いったい何を守ろうとしているのか
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暴行事件の概要
昨年12月8日、NGT48のメンバー山口真帆が公演を終えて自宅へ帰宅した際に玄関先で待ち伏せしていたファンの男2人と鉢合わせになり、口を塞がれたり顔を掴まれたりするなどの暴行を受けました。
今月8日~9日早朝にかけて山口自身がSNSで発信したことで事件が発覚しましたが、その中で「あるメンバーに公演の帰宅時間を教えられ、あるメンバーに家・部屋を教えられ、またあるメンバーは私の家に行けと犯人をそそのかしていた」と告発し、また「違う男が向かいの部屋(メンバーの部屋)から出てきた」と述べています。
これが事実であればグループ内に暴行事件の共犯者がいたということになります。ネット上で犯人探しが始まり、特に二人のメンバーに疑いがかけられました。
一部スポーツ紙に「関係者談」を連発
NGT48の運営は発生から一か月間事件を公表せず発覚後も沈黙を続けますが、その一方で懇意にしている媒体を利用して世論の鎮静化を図ろうとしており、一部スポーツ紙に「関係者談」が度々掲載されました。
最も焦点となる事件へのメンバーの関与については「警察の捜査の結果メンバーの関与は認められなかった」と強く否定し、加害者グループが山口の自宅を突き止めたことに関しては「送迎バスを追跡された」からだとして情報漏洩を否定しています。
運営が初めてメンバーの関与を認めた
事件発覚後も沈黙を続けてきた運営は10日夜になってHP上にコメントを掲載し、その中で「メンバーの1名が、男から道で声をかけられ、山口真帆の自宅は知らないものの、推測出来るような帰宅時間を伝えてしまった」ということでついにメンバーの関与を認めました。
しかしNGT48の運営側からの発表はこれ以降なく、現場責任者であるはずの支配人も姿をくらましたままとなっています。
週刊文春が騒動に参戦してきた
混乱を極めた状況の中で「テレビ・新聞では報じていない核心に迫ります」として騒動に参戦してきたのが「文春砲」で知られる週刊文春です。12日の「直撃!週刊文春ライブ」で文春が報じた内容は大きくまとめると以下の通りです。
・噂になっている2名のメンバーに関しては携帯電話の通信履歴に関与を示すような内容はなく、事件に無関係であることが分かった。
・加害者グループは1年以上前から事件現場となったマンション内にNGT48メンバーとの「接触活動」を目的に部屋を借りていた。
・運営の今村支配人は加害者グループのメンバーを嫌っていた。
犯行グループが同じマンション内に部屋を借りていたという事実には驚かされましたが、それ以外に関してははっきり言って運営に忖度したとしか思えない内容でばかりです。
文春がスクープを報じると直後からネットが大荒れになるのが通常ですが、この時は全くの無風状態で「これで事件の謎が解明される」と期待した多くの人を拍子抜けさせたことは間違いありません。
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巨大な闇の存在を感じる7つの疑問点
事件に関しては様々な疑問点が挙げられていますが、私が疑問に思うのは以下の7点です。メンバー・運営・加害者グループ・週刊文春の4者が複雑に絡み合った巨大な闇が背後にあると想像できます。
重要な点をぼかしたコメント
最も重要なのが「メンバーの1名が、男から道で声をかけられ、山口真帆の自宅は知らないものの、推測出来るような帰宅時間を伝えてしまった」という部分です。
「マンションの部屋番号までは教えていないが帰宅時間は伝えた」とかろうじて解釈できますが、「声をかけられ」た場所がどこであるかによって話は大きく変わります。肝心な点をわざとぼかしたとしか思えません。
なぜ「バスを追跡した」だったのか
加害者グループに山口の自宅を特定された原因について「関係者談」では当初「メンバーの送迎バスを追跡した」と説明していましたが、加害者グループは同じマンション内に部屋を借りていたのですからそもそもバスを追跡する必要などありません。運営は何でこんな虚偽情報をスポーツ紙に吹き込んだのでしょう。
部屋の特定は情報漏洩がないと無理
NGT48の運営はマンションのワンフロアまるまる借り切って寮として使用していたようです。加害者グループが同じマンションの部屋を借りているとしてもフロアが違えば内部の様子を探ることはできず、情報の漏洩がない限り山口が住んでいる部屋を突き止めることはほぼ不可能です。
「厄介者」に対する対策がない
今回の加害者グループのような「厄介者」が同じマンション内に部屋を借りていたということはメンバーの安全という点で大変な脅威で、運営がこれだけの情報を1年間知らなかったとは考えられないのですが、それに対する対策が採られた形跡がありません。
通信記録がないだけでシロなのか
山口の証言から加害者グループの男たちはNGTの一部メンバーの部屋に日常的に入り浸っていたことが伺えます。
文春は「携帯電話の通信履歴に関与を示すような内容はなかった」ことから問題の2名が「事件に無関係であることが分かった。」としていますが、仮に部屋に出入りできる関係であったとすれば携帯電話のやり取りなど不要で、通信履歴がなかったことだけで「無関係」であると断定はできません。
NGTと利害関係がないはずの週刊文春がなぜ忖度したのか
現在の状況ではNGT48に肩入れをするようなことをすれば世論の袋叩きに遭うことは明らかで、それなのにNGTと利害関係がないはずの週刊文春があのような突っ込みどころ満載の運営寄り報道をしたのでしょう。
そもそも文春の記者は新潟で現地取材をしているのか
文春の記者が新潟を訪れて現地取材を本当に行ったのかということ自体についても疑問の声が寄せられています。公式Twitterで「取材も佳境に入りました」といういかにも新潟入りしたような投稿がなされていますが、添付されている写真は新潟駅ではなく長岡駅停車中の新幹線で、しかもなぜかその後削除されています。
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運営が発表した新たなコメントの問題点
ここまで書いたところでNGT48のHP上に下記内容のコメントが掲載されました。
・NGT48のメンバーの中に違法な行為をした者がいたのであれば、加害者たちと同じように送致されるはずが誰も送致されていない。従ってメンバーの中に違法な行為をした者はいない。
・真相究明のため弁護士や有識者等の専門家による第三者委員会による調査を実施する。
・支配人を交代する。
「送致」というのは逮捕された容疑者の身柄や証拠を検察官に送ることを意味しており、このような言葉を使用している点に何とも悩ましいものがあります。ひょっとするとメンバーの関与を認めた前回のコメント時から姿勢を変えたのかもしれず、今後は「逮捕者が出ていないのだからメンバーの関与はなかった」という話法で押し通すのかもしれません。
いったい何を守ろうとしているのか
「関係者談」ということで繰り返し偽情報をつかまされたスポーツ紙は今や完全に態度を変えたようで、本来なら48・坂道グループの広報誌のような存在だった日刊スポーツまで強い調子でNGTを追求するようになりました。
真偽不明な情報が錯綜している現状を打開して白黒をはっきりさせるには運営が公の場で説明するしかないのですが、運営には依然としてその考えはないようです。そこまでしていったい何を守ろうとしているのでしょうか。
※メンバーの成人式が行われる神田明神で囲み取材が行われたようです。しかし警察の捜査や第三者委員会を口実として肝心な質問への回答を拒んでおり、到底納得できるようなものではありませんでした。
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