鳥取県はズワイガニの初セリで200万円で落札された松葉ガニ(雄のズワイガニ)について、カニの落札額としては世界最高になるとしてギネス登録を申請した。県が東京・恵比寿で24日に開く鳥取のカニをアピールするイベントの会場で、審査結果が発表される。
県は2015年の漁期から独自の認定ブランド「五輝星(いつきぼし)」を導入してブランド化を推進。ギネスに挑むのは、鳥取港(鳥取市)で7日に行われた初セリで落札された五輝星だ。県は落札後、国内のギネス認定窓口に「競りで落札された最も高額なカニ」として項目の新設を申請した。
200万円のカニは落札業者から県が譲り受けることが決まっており、今後は県立のカニのテーマ館の水槽で展示する方針だ。食のみやこ推進課の塗師木太一課長は「世界一に認定されれば、鳥取のカニをトップブランドとしてPRできる」と期待する。