2種類の文法知識

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文法知識がなければ長文は読めない。

この言葉は、半分正解で半分間違っている。

文法知識には2種類あるからだ。

1つ目は長文を読むための文法知識。
2つ目は文法問題を解くための文法知識。

ネクステージなどの分厚い文法書をマスターしたのにセンター試験の英文すらまともに読めない人がいるのは、文法問題を解くための文法知識ばかりに目がいってるからだ。当たり前だが長文を読むための文法知識がなければ絶対に長文は読めるようにならない。

長文を読むための文法知識を、僕は構文知識と呼んでいる。この構文知識を身につけるための参考書がこれらになる。

◯入門英文問題精講
◯基礎英文問題精講
◯基礎英文解釈の技術100

僕が「東大英文解釈のすべて」からスタートできるのは、過去に入門英文問題精講・基礎英文問題精講をある程度マスターしたからだ。そこで得た構文知識を活用して英語の勉強をしている。

まずは長文を読むための文法知識すなわち構文知識を身につけることからスタートするのが英語学習のセオリー。

「単語が分からなければ文章が読めません」じゃ一生読めるようにはならない。

単独で文法の勉強なんかやらなくても、この過程で仮定法・関係副詞・分詞構文といった長文を読むために必須の基本的な文法知識は身につく。

ただ、あまりにも文法がヤバい受験生は「安河内の英語をはじめからていねいに」を使って基礎文法をおさらいしよう。



高校文法は載っていないが「くもんの中学英文法」もおススメ。