夏の魔物2017について

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2006年に立ち上げた「夏の魔物」が昨年で10周年を迎え、
たくさんの人のご協力、応援、そしてロックが好きだというファンの方々の気持ちがあったからこそ続けてこれました。

12回目を迎える今年は、開催できないと判断していました。
運営面、金銭面や、俺個人の思い(自分のバンド活動をやりながらどうやって続けて行くのかなど)、
「夏の魔物」というフェスを続けるにはフェス自体が大きくなりすぎてしまい、やっていけないなと判断したからです。

まだまだ実現できていないこともあるし、できることなら続けていきたい。
けれども、いろんな事情で、「開催する」というところまで気持ちも含めてもっていく気になれなかった。
実際、10周年という節目を迎えてもう役目を終えたかな?、そう思うようにしていました。

自分がやっているバンド活動(THE 夏の魔物というバンドを今年結成した)のほうが人生ではじめて順調に進みだして、
正直、フェスに関して考える余裕がないくらい充実した日々を過ごしていました。

バンドマン、ボーカリストとしてやれている今の現状に毎日感謝していた。
ライブ、ツアー、レコーディング、バンドでのリハーサル。
最高のメンバー、最高のチーム、いつも来てくれる魔物チルドレンたち。
7月12日に初めてWWWでのツアーファイナルも決まりました。

でもなぜかいつも心のどこかにある《なんか足んねえんだよな!》という気持ち。
『飽食の果ての飢餓が、ロックンロールにおけるハングリーってやつ』と
大好きな甲本ヒロトさんも言っていた。

そんなとき、THE 夏の魔物のライブ制作をやってくれている
ATFIELDの青木さんから、今回のお話をいただきました。

続けたくても自分一人でフェスはできないだろうし今年は無理だろうな、と諦めかけていた矢先の提案。
「大致がみんなをワクワクさせれるモノを作れると思えるなら、場所は関係ないんじゃない?」
とたくさんの夏の魔物ファミリーや、
過去出演してくださった方々が声をかけてくださり、いま俺にできる一番大切なことは、
「どこで開催しても、魔物らしいフェスを作ることだ」と感じました。

『未来を選べ、人生を選べ』常にその繰り返しできたけど、
《いつもの夏の魔物をそのまま関東でやる》その決断をくだしました。

青木さんとは2005年ポリシックスと向井さんを俺の地元青森に呼んだ時からの付き合いで、
10代の頃から自分のことを知ってくれている数少ない人です。
(THE WAYBARK〜SILLYTHING〜DPG〜夏の魔物〜THE 夏の魔物、
全部の形を見続けてくれている関係者は今や青木さんとタクヤさんだけかもしれない)
2015年に運営的にフェスを続けられなくなった時もAT FIELDの青木さん郡司さんの協力があり、開催することができました。
なんたって、THE 夏の魔物の結成も青木さんが提案してくれたからこそ、だ。

「地元でロックフェスがしたい」そんなバカみたいな目標を持って11年間やってきたけど、
今は「夏の魔物を一人でも音楽を愛している人達に楽しんでもらえるフェスにしたい」そう思っています。

今年も青森で!!と楽しみにしてくれていた人たち、フェスを応援してくれた方々、ごめんなさい。
皆さんが今年の夏の魔物にも、遠征してでも行きたいと思ってもらえるフェスを必ず作ります。
青森のみなさんも来やすい環境を作れるよう、ATFIELDの方々と検討中です。

そして、青森は遠くていけない、そんな言葉をこの10年ずっと見てきた。
(毎年言ってるが、フェスを開催するたび、9割が県外の人たちだった)
もう一度書きますが《いつもの夏の魔物をそのまま関東でやる》。
今年のテーマはこれです。
毎回出ていただいている夏の魔物ファミリーの皆さんは
ほぼほぼ全員出てくれますッッッ!!!!!

今回は関東で開催するのでぜひ少しでも興味があればその目で、
「夏の魔物」という唯一無二の空間を体感してほしいです。

最後になりましたが、フェス「夏の魔物」は、
ロックンロールが大好きだという思いがたくさん詰まった大切なフェスです。
来年以降も続けていけるよう、今年もまた最高のフェスを作りますのでぜひ皆さんに来ていただきたいです。



第一弾発表は4月27日21時を予定!ご期待ください。


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