第二次大戦後の飛行艇

戦後、商業飛行艇は一部の地域を除き消滅しました。残ったのは軍用の哨戒機でした。
新たな用途として、消防艇が誕生しています。 ここでは戦中から戦後の、飛行艇について紹介します。


アメリカ編


Boing PBB SeaRanger
ボーイングが、Model 314 Clipper. の成功を基に試作した 長距離パトロール爆撃飛行艇 です。ミッドウエー海戦での勝利により、この目的にはB29が担当することになり、試作1機のみとなりました。 工場もB29専用に改装されてしまったそうな。 ボーイング最後の飛行艇。

 


Consolidated PB2Y Coronado
太平洋戦争時代、主に輸送機として大西洋横断などに使用されました。 210機生産されたそうです。1945年廃棄

 


Convair (Consolidated) R3Y Tradewind
当初P5Yの名でパトロール爆撃機と して設計されていたのを、輸送機に切り替えたもの。 1954年 から11機使用されました。 使用していたアリソンT40ターボプロップエンジン の不調で 1958年 全て退役しました。

Consolidated XP5Y                                                  正体は同じ機体です


前がパックリと開きます


Grumman Guus 1937年
グラマンG-21のGuuseは、ロングアイランド地域でビジネスマンのために、6-7の席の『通勤者』飛行機として設計しました。
それは米国海軍と沿岸警備隊によってすぐに採用されました。 そして、第二次世界大戦の間に、輸送、調査、救出と、トレーニング役割で米国軍隊とカナダ空軍に採用され、さらに航空海上救難作業任務のためにRAFによって使われました。
戦争の後、民間サービスに戻って、Guuseはアラスカの荒野から、Catalinaの日が照っている気候まで、使用を見つけました。
345機もGooseは造られました、そして、およそ60機は、今日まだ安全に飛行できます。 いろいろな改修は長年にわたってなされました、そして、いくつかは現在ターボプロップ機として飛んでいます。

 


Grumman Widgeon
Widgeonは、6人乗りの小型双発飛行艇です。当初民間用のために設計されて、それはグラマンGooseのより小さなバージョンであって、1941年から1955まで作り出されました。米国海軍と、英国海軍によって小さなパトロールと実用向きの飛行艇として第二次世界大戦の間に使われました。 戦後、民間に払い下げられて活躍しました。 現在でもその姿を見ることが出来ます。

  


Grumman G73 Mallard
GooseとWidgeonの成功を基にして、グラマンAircraftは、商用利用のためにより大きなMallardを開発しました。より小型航空機の特徴の多くを保持して、同社は1946と1951の間で59機の Mallardsを造りました。
より小型の前作機と違って、Mallardは三輪車ギアとウイングチップ燃料タンクを特徴とします。
日本にも写真の飛行機が、阪神ー白浜間で営業した事がある機体で、現在も飛行可能な機体はターボプロップにされている。

 
上の写真の機体は、ここでまだ現役です→http://www.chalksoceanairways.com/


Grumman Albatross 1947年
グラマン飛行艇の中で最も大きい機体を持つ、この双発単葉機水陸両用飛行機は、救出、輸送と一般的な実用向きの使用のために設計されています。
グラマンは、1947年9月から1961年5月まで、466機のAlbatross 飛行艇を造りました。1951年5月から沿岸警備隊は合計91機を採用しました。沿岸警備隊の91機は 500,000時間以上飛びました。 Mallard によく似ていますが、こちらの方が大型です。 よく調べてみると、民間型が少ない、理由はエンジンが強力すぎて燃費が悪かったらしい。


エンジンはライトのサイクロン9気筒1430馬力で、乗員4名と乗客10まで乗れ、最大離陸重量は約16トンで航続距離は4600km、最大速度は380km/h


Lake LA-4
一時期、日本の琵琶湖でも飛んでいたことがある、小型飛行艇の傑作機です。 生産は長期に渡って続いたので、色々な型があるようです。

 


Seafire TA 16
すみませんこの飛行艇 Lake と間違えていました AeroMarine Aircraft Inc.社が生産している Thurston TA16でした→http://www.nelsonillustration.com/Seafire.htm
この Seafire TA16 は前身の会社は Thurston Aircraft Corp という会社でした  1972年に: Schweizer Aircraft Corp の手に渡り それから 1976: Teal Aircraft Corp になり Thurston Aeromarine Corp になったようです

 


Martin PBM Mariner 1939年
PBYカタリーナの置換用として米国海軍要求を満たすために1937年に設計されて、プロトタイプPBMは、1939年に飛びました。 爆弾または爆雷を2,000ポンド(907kg)運ぶことができる武器湾を含んでいた。マリナーは、主として海難救助、ASWおよび輸送役割で 1,367 機作られました。 この航空機は、オーストラリアの空軍、アルゼンチン、オランダおよびウルグアイでも使用されました。  約500機のマリナーズは、1950ー53年に朝鮮戦争の間にまだ運行中でした。

 
1機飛ばすのに必要な人数     こんなに作ってたんだ

脚が無いのにエンジンの後ろが開いている、ここに爆弾を積んだのかね? 下は、沖縄にて 


Martin-JRM-Mars 1942年
1938 年に、マーティンJRMマーズは、長距離パトロール爆撃機として計画されました。 しかし、1943年にプロトタイプ(XPB2M -1)が飛行する時までに、その役割は輸送のそれに変えられました。 1956年11月に引っ込められるまで、6機が造られたけれども、その時点で、 それは世界最大の飛行艇でした。 1959年に、消火活動ウォーターボマーとしての使い方のためにカナダに 売られました、そこで、約40年後に、まだ使用中のままです。 写真のように、プロトタイプでは双尾翼でした。

 
7,200ガロン(27,276リットル)のタンクを持つマーティンMars。(写真提供フォレストIndustries Flying Tankers社)
世界に残される2台のMars飛行艇のうちの1台。
Il-76の収容力は最大11,000ガロンです。

このMars いつまで現役でいられるか解りません 一時Boing747でウオータボマーを 計画したようですが実現の可能性は?
このウオータボマー 水の豊富な湖水が無いと 役に立ちません
どうせ計画するので有れば 簡易な淡水化装置を持った ウオータボマーを 計画したらどうかと思う
完全な淡水にする必要は 無いのだから そうすれば 湖の無い国でも 活躍できる
  
消防飛行艇のMars
ちなみに 現在のウオータボマーの主力であるIL-76
 


Martin P5M Marlin 1953年
マーティンP5M Marlin は、米国海軍の最後の飛行艇でした。 PBM Marinerの代わるものとして造られて、 コックピット空間は、Marinerのものと同じでした。それは、1948年5月に最初に着陸しました。 1949年から 最初 の167機が生産されました。 116台のP5M-2飛行艇は、あとに続きました。これらは、尾翼面をスプレーの中に入れないT尾翼を持ちました。 フランス海軍は、パトロールサービスにおいて Shorts Sunderlands を取り替えるために 1959年に10機の米軍 Marlin を使用しました。そして、ダカールで配備されました。彼らは、5年後に返されました。  日本の岩国基地にも配備されていました。


エンジンは、 Wright R-3350-32WA で3450hpありました。おそらく世界最大のレシプロエンジン→http://www.unipedia.info/Wright_R-3350.html


Martin P6M SeaMaster 1955年
マーティンP6M SeaMaster は、米国海軍のための1950年代戦略爆撃飛行艇でした。B52の飛行艇版と言ったところです。しかし時代はICBMになっていました。
マーチン社はこれ以降航空機部門から撤退し
完全にミサイルと電子機器に集中 しました。

 
  


Spencer Amphibian Air Car
Republic Sea-Bee
スペンサーS-12のAir Carは、P.H.によって設計されました。最初のAir Carは,戦前の1939/1940で設計され、1941年製作されると同時に、RepublicAviationに売りました。設計は金属製に変更され、名前も Republic Sea-Bee に変わりました。生産は第2次大戦のために1945年まで遅れました。
スペンスは、アマチュアまたはホームビルターのために、航空機の製造を容易にすべく、1967年にAir Carを再設計しました。この構成のプロトタイプはN111DAでした。最初は180馬力エンジンでしたが、より多くのペイロードとパフォーマンスが欲しくなっている建築業者の要望により、200馬力、220馬力、260馬力、285と300馬力に格を上げられました。
下の写真のように、いろいろなタイプがあるようです。よく解らない。 


上の写真は、米国のHPで 117000 USD 売っていました。ドアが前あきです

上の写真の左は、ドアがサイドになっています。右は双発になっています。
きっと、ホームビルトで設計が自由になっているんですね!


SEAHAWK
どこで、拾ってきたのか分からなくなっている。 改めて調べてみます。いずれにしてもホームビルトです。

  


Seawind
ここがメーカサイト→http://www.seawind.biz/  ここがフアンサイト→http://www.seawindpilots.com/ だと思う

 
下の写真の手前は、そっくりさんで Seastar と言います。
 

Seastar で検索していたら こんな Seaatar が見つかりました。 ホームビルト機のようです

 


Aerocat

amphibious aircraft で検索していたら こんな水上飛行機が 見つかりました
ずいぶん きみょうな形をしています 水上での乗り降りには便利でしょうけど


Mermaid

light-sport aircraft. で検索していたら こんなすばらしい飛行艇を見つけました
日本には このlight-sport aircraft. というカテゴリーは無いので 普通の飛行機になってしまうのかな
ここにあります →http://www.sportpilot.org/learn/slsa/Czech%20Aircraft%20Works%20Mermaid.html#TopOfPage




Aero Adventure
またまた見つけました Adventure シリーズです。 クラスによって3種有ります

Adventure II
Aventura-HP は、複座の light sport or experimental カテゴリー の水陸両用航空機です
Aventura II Airframe Kit: $ 21,995  エンジンは Rotax 582 (65 hp), 912 (80 hp), 912 ULS (100hp)

Adventure HP
Aventura-HP は、単座の experimental カテゴリー の水陸両用航空機です
Aventura HP airframe kit: $ 16,995 エンジンは Rotax 503 (50 hp) $4,421

Adventure UL
Aventura-ULは、単座の ultra-lightカテゴリー の水陸両用航空機です
Aventura UL Airframe Kit: $ 14,995  エンジンは Rotax 447 (40 hp)


AeroSkiff

Light Sport Aircraft カテゴリーです エンジンは Rotax 582, 65 hp,


Sea Storm Z2 と Z4

2名と4名乗りがあるようです  エンジンは ライカミング 0360 180HPで 300HPまで乗せられるとのこと。
価格は クィックキットで $47 913 で 納期が13週間だそうだ

 


SeaRay  →http://www.sportair-usa.com/waterbirds.htm

アクロバットの複葉機をためしてください; 私は、ジェット戦闘機をためしました; 私は、twin cargo-haulers をためしました; 私は、大きな輸送をしてみました; 私は、より大きなジェットタンカーさえためしました。 私は、大部分のセスナとパイパー艦隊のいくつかをためしました。 Barons は最高であると感じるようでした、しかし、何か不満でした。
The fun !

それから、私は水をためしました。300フィートでの離着陸!35mphで 50フィートの半径で旋回します! あなたのローカルな水資源に、アクセスしてください。 それは楽しみが2倍です。 このSeaRey両生類は、空気力学的なおよびハイドロ航空特徴に無比である楽しみを提供します。

私は若干の逆状況でこの飛行機をためしさえしました。 それはスマートでなかったか意図的ではありませんでした。 パフォーマンスが私に感銘を与えたことは、最高です。 SeaReyは タフで、信頼できて、飛ばすのが簡単で、造るのが簡単です。


と、ありました  エンジンは ロタックスの912(80HP)~914(115HP) が乗ります。

 
 


WeTTrike WTA

まだまだ ありました こんなのはどうです!  $28,900だそうです(エンジンを含む)


Cygnet 2

こちらは フロート式ですが!

 

アメリカでの 最後は ホームビルトになってしまいました


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