大学サッカーの第33回デンソーカップチャレンジは1日、大阪・堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンター(J-GREEN堺)で開幕した。各地域選抜に全日本選抜を加えた8チームがトーナメントによって覇を競う大会で、全日本、関東A、関東B・北信越、九州が2日の準決勝に駒を進めた。4大会ぶりの優勝を狙う全日本はFW上田綺世(法大2年・鹿島学園)の2ゴールなどにより、3-1で関西に順当勝ちした。3日に決勝が行われる。
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2021年のJ1鹿島入りが早くも内定している全日本大学選抜のFW上田が格の違いを見せつけた。前半19分に右足ダイレクト弾で先制ゴールを突き刺し、そのまま1-0で迎えた後半13分にも右足で決めた。このチームでの公式戦は自身初だったが、存在感をすぐに発揮した。東京五輪での活躍も期待されるストライカーは試合後、「どこ(のチーム)に行っても点を取れるのが一番いいフォワードだと思います。役割をしっかりとこなすことができました」と、胸を張った。