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【芸能・社会】

中島裕翔が舞台初主演! 4月 社会派戯曲「WILD」

2019年3月2日 紙面から

「WILD」で舞台に初主演するHey!Say!JUMPの中島裕翔

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 アイドルグループ「Hey!Say!JUMP」の中島裕翔(25)が、日本初演となる「WILD」(小川絵梨子演出)で舞台に初主演することが決定した。

 2016年に英ロンドンで上演された劇作家マイク・バートレットによる社会派戯曲の翻訳舞台。13年に米国政府の個人情報収集の手口を内部告発し、ロシアに亡命した国家安全保障局(NSA)の元局員エドワード・スノーデンの事件に着想を得た作品だ。

 舞台はモスクワのホテルの一室。身を潜めていた主人公の米国人青年アンドリュー(中島)のもとに、見知らぬ男と女が順番に訪ねてくる。女は自らを「ミス・プリズム」と名乗り、アンドリューの個人情報を知り尽くしている。男は助けに来たんだと主張。そしてアンドリューは世界のすべてが不確かであることに気がついていく-。女役を太田緑ロランス(37)、男役を斉藤直樹(50)が演じ、この3人のみで物語が展開される。

 ミュージカル要素のないストレートプレーは初挑戦となる中島は「普段、コンサートで向き合っているお客さんとの距離よりもずっと近くて、変な言い方をすればごまかしようがなく自分を見透かされそうで、今から緊張します。ただ、これは自分にとって大変チャレンジングな経験になるので、しっかりと自分の役と向き合って、見ていただく皆さんに現代社会への警鐘を鳴らせたらと思っています」と気合十分だ。

 演出の小川さんと対面した際、「じっくり、ゆっくりとつくっていきましょう」と言われたそうで「安心できる空気感をつくって下さいました。どんな演出や仕掛けが待っているのか、僕もワクワクします」と胸を躍らせている。

 東京公演は4月28~5月25日に東京グローブ座、大阪公演は6月2~5日にシアター・ドラマシティで。

 

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