現在、冬真っ盛りのハワイでは日中でも風が強いと肌寒いと感じることがあります。そんなときに体が欲するのは温かい食べ物。そして、カジュアルかつリーズナブルにいただける”あったか料理”といえば、ずばりラーメン!
そこで今回は、あっさり系からこってり系まで個性豊かなラーメン店が軒を連ねる「ワイキキ横丁」から、ハワイストおすすめのラーメンをご紹介します。
梅光軒
北海道旭川市に本店を構える「梅光軒」は、ミシュランガイド北海道2012・2017にも掲載された人気ラーメン店。動物系のスープに魚介系の出汁を加えたダブルスープに定評があるんです。
海外旅行中の野菜不足を補ってくれる「塩野菜ラーメン」は、お腹にやさしいあっさり系の一品。北海道の冬を思わせる白いスープは上品ながらも豚骨と鶏ガラのコク、煮干と昆布の旨みがよく出ていて、最後の一滴まで飲み干したくなる味です。
梅光軒では特製の中細ちぢれ麺を使っているんですが、これがまたおいしいのなんの。太さ、コシ、喉越しと、すべてにおいて私の好みのど真ん中で、ここに来るたび”麺大盛り”でオーダーしたい欲求と闘わねばならぬのです(笑)。
コーンをたっぷりのせた「味噌バターラーメン」は、そのやさしい色のスープからは想像できないボールドな味が特徴。濃厚な味噌が味覚を刺激した後に、ダブルスープのコクとバターのまろやかさが追いかけてくる、味わい深いラーメンです。
特製ダレに一晩じっくり漬け込んだ自家製チャーシューは味噌にも負けない濃いめの味。脂身が少ないのに口の中でとろけるほどやわらかいんです。さっくり食感の極太メンマも欠かせないトッピングです。
豚骨火山らーめん
シンガポール、バンコク、ジャカルタにも店舗を展開するインターナショナルな「豚骨火山らーめん」。熱々の火山ラーメンが有名ですが、通常のラーメンもおいしいんですよ。
一見シンプルな「醤油ラーメン」は外見に反して、ひとくちめからしっかりとしたストラクチャーを感じる力強い味。厳選された豚骨を長時間かけて炊き込んだスープが、その味の秘密なんです。
麺は中太のストレート。ほどよい弾力があって、ぷりっとした食感でした。醤油と豚骨のバランスが絶妙なスープによく合います。
肉と辛いものをこよなく愛する私がおすすめする「チャーシュー辛味噌ラーメン」がこちら。自己主張しすぎない上品な味噌の味が麺とトッピングのおいしさを引き立てます。
豚骨火山らーめんのチャーシューは極厚で脂身もしっかりあって、ぷるっぷる。ラーメンの中央に鎮座する肉味噌はピリッと甘辛でこれまた美味!一度食べたらクセになること間違いなしですよ。
らーめんバリオ
濃厚でクリーミーな豚骨スープとこだわりの特注麵、そして豪気なトッピングでロコのハートと胃袋をガッツリ掴んだ「らーめんバリオ」。我らハワイスト編集部員も週一で通っているお店です。
こちらはらーめんバリオの新メニュー「ねぎらーめん」。こんもりと盛られたねぎはたっぷりとか、大盛りを通り越して、ねぎの山って感じですよね(笑)。このインパクトの強さ、大好き。
麺は見ての通り極太!うどん以上に食べ応えのある麺と背脂が浮く濃厚スープのコンビはまさに最強。風邪の引きはじめにこのラーメンを食べればウイルスを退治してくれそうなパワフルな一杯です。
とろとろのスープに酸味を効かせたつけめんは私の大好物。今回はエクストラチャーシューと味玉をプラスした「特製つけめん」をゲット。麺は”熱盛り”でオーダーすれば釜揚げうどんのように、お湯に入れた状態でサーブしてくれます。
しっかりとした食感のある肉肉しいチャーシューは脂身少なめ。そのテクスチャーに合わせた濃い味に仕上げられています。味玉も白身の奥までタレが染み込んでいて感動ものでした。
バリオではメニューによって麺を使い分けていて、つけめんの麺はつるつる&もっちもち。らーめんの極太麺に比べて少々細めです。
左がつけめん、右がらーめんの麺。こうやって比べてみると一目瞭然ですね。あぁ…この麺の写真を見ていたら、猛烈にバリオのつけめんが食べたくなっちゃった。一昨日バリオってきたばかりなのに。私、バリオ依存症かも(笑)
らーめん八起
以前「つじ田」があった店舗では来年2月の中旬まで、京都発祥の「らーめん八起」が営業しているのでお見逃しなく。
豚骨、鶏ガラ、塩、醤油、野菜たっぷりのヘルシー系からガッツリ肉系まで、バラエティ豊かなラーメンが楽しめる「ワイキキ横丁」で、お腹も心もぽっかぽかにしてください。
店舗情報
ワイキキ横丁
Waikiki Yokocho
- 住所 2250 Kalakaua Ave., Honolulu
- TEL
- 営業時間 11:00~24:00
※ラストオーダー23:00 - 定休日 無休
- URL http://www.waikiki-yokocho.com/jp/
- 備考 ワイキキショッピングプラザ地下