エンゼルスの大谷翔平選手(24)は27日(日本時間28日)、野球が2024年パリ五輪の追加種目候補から落選したことを受け、「復活してほしい」と、28年ロサンゼルス五輪での復帰を望んだ。
大谷は「盛んな国、盛んじゃない国がはっきりしている」と、野球人気に偏りがあることを指摘。その理由を「すぐできる環境がない」、「お金のかかるスポーツ」とした。
野球は来年の東京五輪の正式種目だが、24年パリ五輪は落選。「復活するに越したことはない。(五輪種目として)目に留まれば、(野球を)やってみたいと思う人が増えるかもしれないので、そういう意味では復活してほしい」と、五輪実施の意義を力説した。
昨年10月に右肘手術を受け、今季は打者として復帰を目指す大谷。この日は6日連続となるティー打撃で今キャンプ最多の40スイング。「手術による不安は今はない」。味方投手が投球練習するブルペンで打席に立ち、球の軌道なども確認した。 (テンピ・小林信行)