コンディション不良で別メニュー調整中の日本ハム・清宮幸太郎内野手(19)が2日のDeNA戦(札幌ドーム)で実戦復帰する見通しとなった。1日にフリー打撃を再開する予定。札幌ドームで練習した28日、栗山監督は「そんなにゆっくりさせられない。体調面は大丈夫だろ」と強い口調でハッパをかけた。
1軍キャンプ打ち上げの25日から、打撃練習&送球練習を回避していた背番号21。首脳陣は負傷箇所を明言しなかったが、昨年の秋季キャンプで患った右手首痛が24日の巨人戦(那覇)で再発したもようだ。指揮官は「怖いんだけど」と慎重な姿勢を示す一方、苦難を乗り越える姿を信じて待っている。
この日の全体練習でティー打撃を始め、スローイングも再開した。侍戦士として出場する9、10日のメキシコとの強化試合(京セラドーム大阪)も迫っており、立ち止まっている時間はない。清宮は「大丈夫です。変わらず、いつも通りやれればなと思います」と静かに闘志を燃やした。 (中野雄太)