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【プロ野球】

日本ハム・輝星「泣かない」 卒業式前“投げ納め”の31球

2019年3月1日 紙面から

投球練習をする日本ハムの吉田輝=千葉県鎌ケ谷市で(平野皓士朗撮影)

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 右前腕部の張りを訴えていた日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(18)=金足農=が28日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設でブルペン入りし、捕手を座らせて31球を投げ込んだ。12日の教育リーグ・楽天戦(鎌ケ谷)での対外試合デビューに向けて一歩前進だ。

 「力を入れて投げてもまったく問題なかった」。捕手を立たせて投球した26日以来、故障後2度目となるブルペンの球種はストレートのみ。多少のばらつきはあったが、問題なく投げられたことが最大の収穫だ。「投げ方は悪い方だったけど、そこを次につなげたい」と前向きに語った。

 早ければ12日の教育リーグ・楽天戦(鎌ケ谷)で登板する。荒木2軍監督は「まだ良いボールは少ないけど開幕投手をやるわけではないから慌てなくて良い」と話す。今後ブルペン入りを重ね、状態を上げてからマウンドに向かう予定だ。

 練習後は3月2日に予定されている卒業式のため秋田へ向かった。2日間野球から離れることになるが、「できたら体を動かしたい」とプロ意識をのぞかせた。「こちらにきてからの時間が長くて高校生活がだいぶ昔という感じ。卒業式では泣かないですね」と笑顔を見せていた。 (土屋善文)

 

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