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【ドラニュース】

根尾、最速12日実戦デビュー ナゴヤ球場でじっくり「準備」

2019年3月1日 紙面から

春季キャンプを打ち上げ、小笠原2軍監督と握手する根尾=読谷で(伊藤遼撮影)

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 中日のドラフト1位・根尾昂内野手(18)=大阪桐蔭高=の実戦デビューが最速で3月12日、ナゴヤ球場で行われる春季教育リーグのソフトバンク戦になりそうだ。2軍は28日、読谷キャンプを打ち上げた。小笠原道大2軍監督(45)は根尾を5日からの同リーグ・オリックス戦(オセアンバファローズスタジアム舞洲)には同行させないと明言。右ふくらはぎの肉離れから復帰した背番号7は名古屋で練習し、実戦に備える。

 雲の隙間からほんの少し青空がのぞいた沖縄最終日。手締めを終え、根尾は先輩やスタッフとがっちり握手し、初めてのキャンプを終えた。

 本州に戻れば2軍も実戦中心に。気になるのが根尾のデビュー戦だ。来週は大阪遠征が控える。5日からは対オリックス、8日からは対阪神(鳴尾浜)と6連戦。根尾の出場はあるのか。小笠原2軍監督は「最初はない」と明かし、ナゴヤ球場残留を明言した。

 「まだプロの球も一度しか打っていない。こちらが課す課題をこなしていけば(実戦に)進んでいける」。小笠原2軍監督が語ったように、根尾は27日にフリー打撃で現役投手の球を打ち始めたばかりだ。

 根尾も「出たい気持ちはありますが、準備をしたいと思っています」とチーム方針を理解する。右脚の回復なら順調そのものだ。25日から2軍本隊に復帰。脚に負荷の掛かるベースランニングなどもこなし「違和感はないです」。どの動作にも問題はないほどに回復した。

 来週は名古屋に残留し、課題を一つずつクリアしていく。その先に待つのが実戦デビューだ。12日からはソフトバンクとの2連戦が組まれている。15日にはウエスタン・リーグが開幕し、オリックスと3連戦。いずれもナゴヤ球場とあって、早ければこの週に地元でお披露目となりそうだ。

 名古屋に戻れば好都合な点もある。宿舎と球場の距離があった読谷と違い、名古屋は寮の隣に屋内練習場がある。マシン打撃も24時間可能。自主練習を「すると思います」と言う根尾に対し、小笠原2軍監督も「自主練習は禁止にしたり、制限を設けるつもりはない」と自主性に委ねる考えだ。

 

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