日本人はことのほか、自分より弱い立場の人間をいじめたり、攻撃したりするのが好きな人達です。そんなことはない、日本人は障害者を大切に扱っているという人もいるかもしれません。しかしそれは彼らが国から「障害者」と認定されているからです。
一番立場が弱いのは、何のお墨付きももらっていない弱者です。彼らはとことん攻撃され、周りもそれを当然というようにみなします。だからこの国では「~マーク」や「~ステッカー」などがやたらと存在し、その後光効果がないと弱者はなんの保護も得られないのです。
基本的に日本人には自発的に弱者を助けようという気持ちがありません。周囲の目があり恥知らずと思われたくない時にだけ見ず知らずの弱者を心配するようなふりをします。
「障害者」と国から認定されていない程度の障害者、心身の能力に限りがある人達、働けなくなったシニア層やお年寄り、貧困者などは、ひっそりと身を隠して生きています。表に出ればあざ笑われ、邪険に扱われるのをよく分かっているからです。
匿名掲示板などを覗いてみると、弱者への執拗な攻撃など、この国の人々の心の歪みを観察することができます。
これから職を失い、あるいは働けなくなっても年金は貰えず医療も十分に受けられないまま心身の衰えに直面する大勢の孤独な日本人にとって、この国は地獄でしょう。
昨今の貧困化によって日本人はこのように傲慢で弱いものイジメをするようになったのでしょうか。いいえ、日本経済が絶頂の頃は誰もが威張り散らし、バイトでさえも客を見下していたのです。
それでは戦後教育によってでしょうか。それも違うでしょう。昔から日本人は社会階層の下のものを差別しいじめることで社会の安定をはかってきた国です。それは為政者がそう仕向けたというのもありますが、何よりもそれが日本人の本性に根ざしたものだったからです。
この体質は国全体から小さな共同体レベルまで、あらゆるところに染みこんでいます。例えこの国が総貧困化したとしても、個々の日本人は必ず自分より弱いものを見つけ出してはいじめ抜きます。昔からそうやって生きてきた人々なのです。
日本では自分より上の者に反抗することは大罪ですから、抑圧された鬱憤が弱いものへの攻撃となっている可能性もありますが、彼らは子供の頃からイジメを心から楽しんで行っており積極的です。どこか遺伝的な脳の欠陥があってこのような病的な精神を宿しているのかもしれません。
日本の親が子供に言う「そんなことをしたら笑われますよ」という教えも、「笑われるようなみっともない奴は皆で笑っていい」という意味が裏に秘められています。
要するに日本人の多くは環境がどのように変わろうと、この体質を変えられないのです。上の2割が仮に消えても、また新たな2割が台頭してきてろくでもない事をし始める国です。
もし日本が望んでいたように仮にアジアの盟主、世界の盟主となっていたとしたら、どんな悲惨なことになっていたかちょっと考えただけでも分かります。
やはり日本人は、世界が考えているように滅んでしまったほうが良いのかもしれません。あるいは移民を受け入れて、その悪しき血を多少なりとも綺麗にしたほうがいいのかもしれませんね。