まずリンク先の元論文についてここで読むことができます https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/188144 … 1998年と古い論文ですが、それ自体の価値を下げるものではありません。33週の骨盤位に対して2週間お灸を行う介入群とコントロール群130例ずつをランダムに割付け、35週と分娩時で胎位を評価しています
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35週時点で介入群の98例(75.4%)、対照群の62例(47.7%)が頭位となっています(p<0.001 RR1.58 95%CI 1.29-1.94)。一方で分娩時は75.4%vs62.3%、p=0.02と有意差が出ていません。実は35週時点で介入群に1例、対照群の24例に外回転術が施行されています。外回転術施行された例を除いても有意差は出ませんpic.twitter.com/TRSb7OFUEj
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個人的にはここが肝心だと思うのですが、介入群と対照群の帝王切開率は35.4%vs36.2%と差がありません。よってこの論文だけで鍼灸で胎位異常に改善効果があるとするのはちょっと性急な気がします
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でもってこれを引用している日本鍼灸学会の文章ですが、この作図はいけません。ベースラインを上げて差を強調するグラフはまともな医療者であればやってはいけない印象操作ですpic.twitter.com/olmh0FGiTZ
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PubMedで"acupuncture, breech presentation"で検索かけるだけでも複数のRCTやメタアナリシス、コクランの結果が参照できますが、ざっと見る限り質の高いエビデンスは得られていません。よって現段階での胎位異常に対する鍼灸の介入効果は「やってもいいけど効果があるかはわからない」と判断します
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