NORIYUKI FUKUYAMA
商業施設本部 リージョナル事業部 事業推進グループ
2017年卒 経済学部卒
日本全国で「三井ショッピングパークららぽーと」や「三井アウトレットパーク」など郊外型の大規模商業施設を手がける部署で、施設の開発に携わる。郊外型の施設はさまざまなロケーションで大規模開発を行うことになるため、行政許認可の取得に詳しいコンサルタントや施設の設計・施工を担うゼネコンの方々などと綿密な打ち合わせをしながら、理想の商業施設づくりに取り組んでいる。
幼稚園から小学3年まではインドで、小学6年から高校を卒業するまではフィリピンで…、私はずっと海外で暮らしてきました。ですが、海外で働きたいという想いよりも、これまで海外から日本を見てきたからこそ、日本が直面している問題の解決に貢献したいという想いが強かったことからデベロッパーを選びました。問題によって必要となるソリューションはさまざまですが、街づくりが最も重要な役割を担う一つの手段であることは間違いありません。たとえば、働きながら子育てができるようにするため、オフィスと保育所を隣接させた複合開発への取り組み。あるいは、地域の活性化や住民の利便性の向上のための商業施設開発。このように、社会の課題解決に対して最も高い意識を持っているデベロッパーが、三井不動産だと感じたのです。
リージョナル事業部は、「三井ショッピングパークららぽーと」や「三井アウトレットパーク」など郊外型の大規模商業施設の開発を手がけています。私が所属する事業推進グループは上物(うわもの)、つまり実際の商業施設をつくるというのがミッションですが、向き合う業務は多岐にわたります。たとえば、農地だった場所に施設を建てるには都市計画の変更が必要となり、行政との交渉や地元住民の方々のご理解とご協力が欠かせません。また、事業計画や構造が決まったあとも、商業施設のデザインコンセプトを実現させるべく営業部と協力して出店者を決めていき、ゼネコンの方々と一緒に外溝を作っていきます。このように、商業施設一つ作るのでもさまざまなプロセスがあります。その一つひとつについて、ゼネコンやコンサルタントなど社外の方々と綿密な打ち合わせを重ねながら開発を進めていきます。それぞれの分野のプロフェッショナルに囲まれているからこそ、今が成長のチャンスだと思っています。
配属されてすぐ、私は「三井アウトレットパークジャズドリーム長島」の第5期増床に携わりました。この増床によって店舗数・店舗面積が日本一のアウトレットパークになるという、大規模なプロジェクトでした。配属時にはすでに建物が上棟している段階で、配属されてからは施設内の細かいモノ決めから9月のスケールアップオープンに向けて、工事のコスト管理やスケジュール管理に携わりました。ゼネコンの方々との工事や設計に関する打ち合わせから施設運営会社とのオープンに向けた販促計画会議。わからないことばかりでしたが、つねに先輩に報告と相談をしながら、一つひとつ取り組んでいきました。そのなかでも特に印象に残っているのが、従業員の方々が出入りするバックヤードの検討です。
施設の共用部には、従業員の方々のバックヤードも含まれます。この内装や動線を考えるため、私は他の商業施設のバックヤードも見学し、「従業員の方々が安心して働き、一息つける空間づくり」を目指して何度も検討を重ねました。板材がむき出しにならないように壁紙を貼り、休憩スペースもしっかり確保。そんな空間でホッと一息つき、気持ちをリフレッシュして仕事に戻ってもらえるようにしたかったからです。そして迎えたスケールアップオープンの日、施設の外には1000人以上のお客様が並ぶ大盛況でした。オープンと同時に多くの人たちでにぎわうなか、施設で働く従業員の方々の様子を見て、「私もこんな施設で働きたい」とひとりのお客様がつぶやいたのです。私の取り組みが従業員満足度に貢献し、お客様にも届いたと感じた瞬間でした。涙が出るほどうれしかったことを覚えています。
いま世の中ではECの普及によって実店舗の意義が問われています。そんななか、リアルな商業施設に求められるのはお客様の買い物拠点をつくることだけではなく、「あの商業施設に行きたい」「あの商業施設で働きたい」というニーズを汲み取ること。そして、自然と人が集まる空間をつくることだと、現在携わっている仕事を通して実感しました。この視点を、リージョナル事業部での商業施設開発に役立てていきたいです。「あの商業施設に行きたい」と思ってもらえる空間をつくっていくことで、周辺住民の方々の生活にも良い影響を与えられるのではないかと思います。
グループミーティング
担当の施設の開発がいまどのような段階か、そこでの課題や打ち手は何かなどについて共有します。
ゼネコン様との打ち合わせ
ゼネコンの方々の設計部門と定例の打ち合わせ。工事の進み具合はどうか、問題点はないかなどを報告し合います。
自治体訪問
先輩に同行して、施設があるエリアを管轄する市役所を訪問。事業計画について自治体からの意見をヒアリング。
事務作業
工事の発注を行ったあと、支払いが滞りなく進むように決済に関する書類を作成し、上司に提出。
コンサル会社との打ち合わせ
都市計画立案に詳しいコンサルタントの方に来社してもらい、どのような提案書にまとめるとよいかアドバイスをもらいます。
学生時代からラグビーをやっていたので、休日は大学のラグビー部を訪問して後輩の練習に参加し、プロの試合や国際試合があれば試合観戦に行きます。一方、家でゆっくり読書や映画鑑賞をするなど一人の時間も大事にしています。また、商業施設に携わっているので、新しく出来た施設や気になる施設があれば足を運び、買い物や食事をしたり映画館などの付帯施設を使ったりして、お客様目線で施設を利用することで仕事の参考にしています。