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絵、彫刻…芸術になった鳥 七尾美術館で所蔵品展

鳥たちが多彩な姿を見せる所蔵品展の会場=県七尾美術館で

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 「鳥」をテーマにした所蔵品展「バードパラダイス!!」が県七尾美術館で開かれている。芸術分野で長く重要なモチーフとされてきた鳥類の多彩な姿が表現されている。四月二十一日まで。

 ツルやハト、カモメなどを題材にした絵画、工芸、彫刻作品計三十四点が展示されている。制作年代は桃山時代から平成まで。同じツルでも飛び立つ躍動感ある姿や、直立して凜(りん)とたたずむ姿などが描かれ、鳥たちが見せるさまざまな表情がうかがえる。

 彫刻家の故田中太郎氏の木彫「烏(からす)」では、自身が飼っていたカラスが再現されている。学芸員の北原洋子さんは「悪いイメージもある鳥だが、この作品では人にこびず、堂々と風格がある様子」と紹介する。

 所蔵品展「モチーフを知る~仏画から肖像まで~」も同時開催され、絵画と彫刻計二十四点を展示している。

 入館料は一般三百五十円、高校大学生二百八十円。中学生以下無料。 (中川紘希)

 

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