【なぜ今タイ・カンチャナブリへの投資の時期なのか?】
それは今タイという国が2015年12月のアセアン統合を受け、益々外資の投資や進出が
タイは現在までの長い外資受け入れの歴史・経験があり、また地理的にもアセアンの中心を占めることから、これからもさらに中心的な役割を果たして行くこととなります。
日系を始めとする外資の投資・進出は多少の政情不安や洪水などの災害のようなマイナス要因にもほとんど影響されることがありませんでした。タイは先のリーマンショックでも影響
を受けはしたものの、最も早く回復した国の一つに挙げられています。
経済成長に伴い、タイの国内のほとんど全ての地域で地価が上昇しています。それはこれか
らも続いていくでしょう。
【南部経済回廊】
メコン地域では国境を越えた道路網整備が相次いでおり、カンチャナブリはベトナムからカンボジア、タイを経て、ミャンマーのダウェー港まで続く『南部経済回廊』の要所となっています。
インドシナ半島では国をまたぐロジスティックスに活用される南北経済回廊、北部(東西)経済回廊、そして南部(東西)経済回廊 のインフラ整備が進んでいます。南部経済回廊は、ベトナム(ホーチ ミン)~カンボジア(プノンペン)~タイ(バンコク)~ミャンマー(ダウェー)を結ぶ回廊であり、各国の大都市を通ること、そして西の端ダウェーはインド、中東、アフリカなどへの窓口となるこ とから物流道路としての価値と役割が大変大きいと言えます。
南部回廊建設においては、当初2015年のアセアン統合までに開通予定でありましたが、2014年の「交通輸送インフラ整備事業資金借入法案」の違憲判決や、タクシン派と反タクシン派の対立の影響、そしてバンコク郊外からカンチャナブリ区間の環境評価(EIA)の一部やり直しなどから、タイ国内のインフラ整備は遅れていました。しかし2015年7月に南部経済回廊およびダウェー開発において日本政府の本格的な資金提供および参画が決まり、今まで遅れていた南部経済回廊の建設状況が進展するようになりました。その後2017年より南部回廊の一部であるバンコク-カンチャナブリ間の建設がはじまり、2019年完成の予定となっています。
またカンチャナブリでは、既存の道路の拡張や新しい幹線道路の開発が日々進んでいます。
カンチャナブリ市内ではショッピングモールや大型建設資材店などが増え、大型商業施設ロビンソンはいつも駐車場は満車、多くの人で賑わっています。また、このロビンソン付近にはバスターミナルが移転される予定です。南部経済回廊の開通によりバンコクからのアクセスもぐんと良くなり、また西のダウェー、東はカンボジアやベトナムと繋がっていく重要な拠点となっていくことでしょう。
カンチャナブリ市内の南部経済回廊出入口 建設様子(2018年1月現在)
【経済特区としてのカンチャナブリ】
カンチャナブリはタイ政府による経済特区として選ばれています。
南部経済回廊の建設によりダウェーからバンコク間が結ばれることで、マラッカ海峡を経由せず、インド洋と太平洋が結ばれることから、物流時間やコストが大幅ダウンします。そのため注目度が高く、民間の工業団地も建設予定です。日系企業にとってもこの回廊を活用することで更なるビジネス展開に繋がるため、タイの企業だけでなく多くの外資企業の進出も期待されています。
【ダウェー(ミャンマー)】
ダウェーとは、ミャンマー最南端タニンダリー州の首都。人口14万人の都市。バンコクの西約300kmに位置する港都市で、産業はゴム、カシューナッツ、干物などです。ダウェー港は古くからマラッカ海峡を経由することなくインドシナ半島からアンダマン海に出る玄関口として注目されており、地政学上大変重要な都市として大きな期待が集まっています。
1996年にタイ最大手のデベロッパーのイタルタイ社がこのダウェー港に着目し、輸出型経済特区の開発をすることでミャンマー政府との合意がされました。その後アジア通貨危機などで一時中断されましたが、2008年にミャンマー政府港湾局とイタルタイ社に加えタイ国運輸省と共に同地200kmに及ぶ大型輸出経済特区の開発契約が結ばれました。
一方日本政府はミャンマー・タイ両国からのプロジェクト参加の要請に応じ、2015年7月のメコン首脳会議にて日本政府が本格的にダウェー開発に加わりました。
タイ国境とダウェー間の道路については日本政府がJICAを通じ調査が完了し、ミャンマー政府がタイ政府から45億バーツのソフトローンを受けることが決定したため、道路整備が具体化されつつあります。これによりカンチャナブリとダウェー間の交通をスムーズになるだけでなく、経済的にもさらに発展していくことが予想されます。
南部回廊はベトナム南部ブンタオ(深海港)からホーチミン、カンボジアのプノンペン、タイのバンコク、ミャンマーのダウェーを結ぶものですが、3つの大都市そして東西の港を結ぶ南部回廊は最も注目されています。タイ国境からダウェー間が整備されると全開通となり、大きな経済効果が期待されます。また、タイ側ミャンマーと国境で接するカンチャナブリは製造業、農業、食品加工業、アパレル業など多くの分野での事業に適する地となるでしょう。
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