日本女子プロゴルフ協会(LPGA)のツアー放映権をめぐる問題で、TBSの佐々木卓社長は27日、「LPGAはコース、スポンサー、チケット販売など何らリスクを負担せず、放映権の管理を主張する見解は理解できない」とし、「今季については系列局も含め、選手、ファンへの迷惑を考慮し、苦渋の決断としてサインしたが、来季については放映を断念せざるを得ない可能性がある」と強調した。同日、同局で開かれた社長定例会見で明らかにした。同局は、ダイキンオーキッド・レディス(3月7~10日)などを放送予定。
佐々木社長はサッカーのJリーグを引き合いに、「Jリーグは主催者として会場、チケット販売、スポンサー獲得など主催者として興行を運営しているが、LPGAはそうしたリスクを負わず、放映権だけを主張している。主催者がリスクを負い、放映権を持つべき」とした。