勤務先の機密情報複製容疑で中国人の男逮捕、漏洩か　豊田市

　会社の機密情報を不正に複製したとして、愛知県豊田市にある「富士精工」の社員で中国籍の申永輝容疑者（３１）が２７日、不正競争防止法違反の疑いで逮捕されました。警察によると、申容疑者は１月２９日ごろ、不正な利益を得る目的で会社のサーバーにアクセスし、自動車製造に使用される設計図などの営業秘密の情報を複製した疑いがもたれています。今月１５日、会社側からの警察への相談で容疑が発覚しました。調べに対し申容疑者は「勉強目的で複製した」などと容疑を一部否認していますが、警察は申容疑者が複製した情報を漏洩（ろうえい）させていた疑いもあるとみて調べています。