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【芸能・社会】

嵐・二宮&妻夫木、兄弟で初共演 来年公開予定の映画「浅田家」

2019年2月28日 紙面から

主人公・浅田政志の兄・幸宏役の妻夫木聡

写真

 アイドルグループ「嵐」の二宮和也(35)が、来年公開予定の映画「浅田家(仮)」に主演することが決まった。27日、配給元の東宝が発表した。

 二宮が演じるのは実在の人物。「家族でやってみたいこと」をテーマに、両親と兄と自身の4人だけを被写体に、さまざまなシチュエーションでコスプレをし、セルフタイマーで撮影した写真集「浅田家」で08年に“写真界の芥川賞”と呼ばれる「第34回木村伊兵衛写真賞」を受賞した写真家・浅田政志さん(39)だ。

 「浅田家」では消防士、パティシエ、バンドマン、医師と看護師などになりきった姿のほか、セイウチの鑑賞や温泉旅行など心温まる家族ショットも掲載。一方で政志さんは東日本大震災の津波で泥だらけになったアルバムや写真を洗浄し、持ち主に返すボランティア活動をする人々に2年間密着して撮影した写真集「アルバムのチカラ」も好評を博している。

 この2冊を原案とし、実話をベースにオリジナル要素を加えてメガホンを取るのが「湯を沸かすほどの熱い愛」で16年の映画賞を総ナメにした中野量太監督(45)。家族の愛と、震災が起きてもなお政志(二宮)が家族写真を撮ることに向き合って成長する姿を描く。

 やんちゃな政志を温かく見守り、コスプレ写真にもイヤイヤ付き合う兄・幸宏役を演じるのは妻夫木聡(38)。二宮とは初共演で「ずっと近くにいるのになかなかご縁がなかった二宮さん。感受性が豊かな二宮さんならば、政志を自由に魅力的に演じてくれると信じています。僕はそんな二宮さんをそっと隣で支えていければ」と、まさに“兄目線”のコメントを寄せた。

 二宮も「たくさんの作品で演じている姿を見ていて『本当にうまいなぁ』といつも感動していました。一緒に演じると自分の粗が目立つので、なんとなく逃げていたのですが、ついに捕まったか…という感覚です。しかし、こんな機会もめったにないので目いっぱい楽しみたいと思っております」と妻夫木との共演を心待ちにしている。

 

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