【芸能・社会】新井浩文被告、500万円保釈 無言のまま車で帰宅2019年2月28日 紙面から
自宅で派遣マッサージ店の女性従業員に乱暴したとして、強制性交罪で起訴されていた俳優の新井浩文被告(40、本名・朴慶培)が27日、勾留先の東京・霞が関の警視庁本部から保釈された。この日、東京地裁が保釈を認める決定を下し、東京地検が準抗告したが地裁が棄却した。保釈保証金は500万円で即日納付された。 今月1日に逮捕されてから26日ぶりの保釈。新井被告を乗せた黒いワンボックスカーは午後9時15分ごろ、警視庁本部の地下駐車場から集まった約150人の報道陣の前に姿を見せた。 カメラマンが一斉にフラッシュをたいたが、後部座席は白いカーテンで覆われ、正面からは新井被告の姿を見ることはできない。しかし、後部座席左側のカーテンに隙間が。新井被告はスーツにネクタイ姿。報道陣に表情を見せないためか、うつむき加減で座席に座っていた。車は報道各社が追跡用に用意したバイクや車両を引き連れ、東京都世田谷区の自宅マンションに入った。 起訴状などによると、新井被告は昨年7月未明、自宅で30代セラピスト女性に暴行を加え、わいせつな行為をしたとして今月21日に起訴された。 逮捕を受け、所属事務所のアノレは5日付でマネジメント契約を解除。しかし、個性派俳優として映像作品には欠かせない存在だけに、業界内に波紋を広げた。林遣都(28)とのW主演映画「善悪の屑」が公開中止を決め、NHKは出演していた大河ドラマ「真田丸」など10番組のネット配信を停止、損害賠償を含めた対応を検討している。さまざまな出演作のお蔵入り、公開延期などによって民事訴訟を提起される可能性もあり、損害賠償の金額は10億円以上ともいわれている。
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