DeNAが27日、沖縄・宜野湾での春季キャンプを打ち上げた。アレックス・ラミレス監督(44)は「非常に満足のいくキャンプを送ることができた。多くの事を向上させるため、バントや走塁、けん制など、ハードワークながら選手たちは取り組んでくれた」と充実の表情。そして、今キャンプのMVPに挙げたのが、投手は4年目の今永、野手は2年目の神里だった。
「今永は衝撃を受けたルーキーの年よりも好調な仕上がりをみせてくれた」と指揮官。4イニング1失点だった24日のオープン戦・広島戦では自己最速タイの151キロをマークするなど開幕投手候補に浮上している今永は「信頼を取り戻したい。15勝以上はしないと」と気持ちを引き締めた。
一方、外野手のレギュラーを狙う神里は紅白戦も含めた実戦で3本塁打。「昨秋の奄美キャンプから好調が続いているね」とラミレス監督。3月29日の開幕・中日戦(横浜)に向けて順調だ。 (石井智昭)