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【ドラニュース】

与田監督、キャンプ総括70点 投打の軸…オープン戦で見極め

2019年2月28日 紙面から

キャンプ打ち上げセレモニー後、与田監督(手前)に抱えられるドアラ(高岡辰伍撮影)=北谷球場で

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 中日は27日、沖縄・北谷で行っていた1軍のキャンプを打ち上げた。与田剛監督(53)は総括会見で、キャンプを「70点」と採点。個々の力強さが上がってきたことは収穫とした一方、課題も「多々ある」と注文をつけた。なお、読谷での2軍キャンプは28日に打ち上げとなる。

 1カ月の長丁場。与田監督の胸の内には少なからず充足感はあった。「休みも非常に少ない中で、選手たちも個々の練習を自分から進んでやるようなこともよくできた。できるだけ100%の力で振る、投げるという意識は昨秋より強くなったのも収穫と感じている」。その一方で、物足りなさも隠さない。「いい準備ができたのか毎日(自分に)問いかけている」という指揮官は、「こういったこともできたのではないか、ということも多々ある」と続けた。

 6年連続Bクラス。そこからの浮上はやはり容易ではない。山積している課題が1カ月のキャンプで解消するほど、甘い世界ではないからだ。特に投手陣再建は、イバラの道と言わざるを得ない。昨季は4・36のチーム防御率、4・93の救援防御率とも12球団ワースト。沖縄での対外試合(8試合3勝4敗1分け)を終え、確かな手応えとは言い切れず、指揮官は厳しい目を向けた。「ストライクゾーンでの勝負を怖がったり、追い込んでいるのに逆に追い込まれたようなピッチングをしてしまうのは、残念に思うところはあった」

 確固たる投打の柱が見えてこないのも、チームの懸案事項。与田監督は「おぼろげながら」と話すにとどめた。ただ、抑えの存在にせよ、開幕投手にせよ、オープン戦で見極め腹をくくって託すしかない。指揮官は「いろいろなことを言われても、これで行くということを時が来たら決めなければいけないと思っている」と語気を強めた。

 

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