私立中学と公立中学の学費を比較!費用はいくらかかるの?

家族・子育て

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首都圏では40%が進学するといわれる「私立中学」

「将来を考えたらやっぱり私立に行かせてあげたい」
「うちの家計では、私立中学の学費は高い!」
このように悩む家庭は多いもの。

そこで今回は、私立中学の学費について
・我が子を私立中学に進学させた主婦の声
・私立中学と公立中学の学費を比較してみた
・私立中学の高額な学費をどう準備するか?
の3点からご紹介します。

 

我が子を私立中学に進学させた主婦の声

まず初めに、我が子を私立中学に進学させた
主婦の生の声をご紹介します。


【子供を私立中学に進学させた理由】

・高校受験の苦労をさせたくないから中高一貫に入れた
受験なしで高校へ行けるのは私立中学最大の魅力。
最近は高校だけでなく大学進学を後押ししてくれる一貫校も増えています。

 

・地元の公立中が荒れているから
こちらについては、地域によるでしょう。

 

・私立は設備が整っているから
私立中学は学費が高い分、
設備や環境が公立よりも整っているのも嬉しい点です。


こう見ると確かに私立中学は魅力的ですが、
気になるのがやはり学費。

ざっくりいうと、中学3年間で
私立中学は300万、公立中学は100万と
3倍もの学費の差があると言われているのです。

 

私立中学と公立中学の学費を比較してみた

中学3年間の学費は私立300万、公立100万とざっくり言いましたが、
学校のホームページや受験のサイトなどを見ると金額がまちまちで、
わからなくなると思います。

ここからは、全国でも私立中学進学率トップを誇る
東京都首都圏をモデルに、公立と私立、学費の差を
行政の公的資料から紹介していきます。


【公立中学の学費】(都立両国中学費の例)
学費・・・755,000円(3年間)
生徒会費・・・9,000円(3年間)
後援会費・・・9,900円(3年間)
給食費・・・170,640円(3年間)
3年間合計・・・1,012,504円

※上記以外にかかる金額
・制服などの指定品およそ7万円
・部活費など

(参照:東京都立両国高等学校附属中学校「都立両国中学費について」)

 

【私立中学の学費】(東京都内学費平均内訳)
入学金・・・254,979円
授業料・・・468,090円×3
諸施設・・・40,207円×3
3年間合計・・・1,779,870円

※上記以外にかかる金額
・制服などの指定品・教材
・平均15万円の寄付金(不要な学校もある)
・海外研修積立費(大体半数程度が参加)
・旅行積立費(修学旅行が高額な海外など)
・定期代、昼食費
・部活費(用具、合宿費など)

(参照:東京都「平成30年度 都内私立中学校の学費の状況」)

一番は
「※上記以外にかかる金額」
の違いです。
ここの金額だけで、100~150万円程かかると言われています。

ただし、高額な用具が必要な部活、定期代、卒業旅行が海外など、
学校や子どもによってかなり変わってきます。

そのため、私立中学の学費が見る資料によって高い場合と安い場合があり、
分かりにくくなってしまうのです。


とある私立中学の説明会では、
「学費は毎月およそ5万円です」と説明がありました。

言葉通りとらえれば年間60万円、3年間で180万円です。
公立と3倍もの差はありません。

ただ、この話の中には入学金や旅行積立代、
交通費や昼食代などは入っていません。

家庭の事情、お子さんの偏差値、
高額な用具が必要な部活や定期代などにより違いが出すぎるため、
学校側も一概に発言できないのです。

 

私立中学の高額な学費をどう準備するか?

お子さんに必要な学費にそなえる方法を考えてみましょう。


◆学費の安い学校を受験する
子どもの希望と成績に折り合いがつけば可能です。
寄付金無し、交通費の安い家近などで、学校探しをしましょう。

ただし入学してから部活、語学研修に参加することで
金額は変わってきます。

 

◆学資保険を使う
早いうちから始めていないとあまりお得感がありません。
大学進学を目指して積んでいる場合、
私立中学で使っていいものか判断が難しいものです。

 

◆お母さんがパート、アルバイトに出て学費を稼ぐ
これが一番早くて確実。
パート代が丸々学費に消えていくと嘆きつつ皆さん頑張っています。

 

まとめ

私立中学の学費は高額ですが、
一方で公立中学は校外学習費(受験時の塾など)が
私立の3倍近くになるというデータもあります。

大学までの10年間と考えれば、
どんな道を選んでもそれなりに学費はかかるよう。

お子さんが私立中学への進学を希望した時、
なんとか願いをかなえたあげたいのも親心。

よく年収700万円以上、中流家庭以上でなければ
私立中学には通わせられないというような話もありますが、
要は現状の家計からできるだけマイナスにならないように
どう学費を捻出するかということ。

節約だけでなく、世帯収入を増やす努力も必要かもしれません。

 

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