セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソンが成人向け雑誌の販売をやめると発表した。今年8月をめどに、チェーン本部が加盟店に推奨している取り扱い商品のリストから外す。訪日外国人客の増加など社会の変化を踏まえた判断とみられるが、むしろなぜ、これまで販売を続けてきたのか。
事情は極めてシンプルだ。成人誌が「コンビニ店舗を経営するうえで重要商品だった」(東京都内のコンビニ加盟店オーナー)のだ。
まずは単価の高さ。コンビニで売られている成人向け雑誌の価格は1000円にのぼることも多い。日本フランチャイズチェーン協会によると主要コンビニチェーンの平均客単価は629.2円(2018年、全店ベース)。1冊売れるだけでも大きな売り上げになる。
もちろん立地によって売れ行きは異なる。都心のオフィス街ではあまり手に取られることがない。だが「住宅街近くの店舗では高齢男性が買っていく。ビジネスホテル近くや、地方の幹線道路沿いの店舗でもよく売れる」(同)。
購入に後ろめたさをともなうためか、成人誌は他の商品と一緒に買ってもらえる利点もある。大手チェーン本部の商品担当社員は「コーヒーや新聞と一緒に買われることが多い」と話す。「(惣菜と一緒に買われることの多い)おにぎりや(食べ物と一緒に買われることの多い)お茶と比べても、併売率は驚くほど高い。単品で買っている人はほとんどいないのでは」
コメント26件
COW
時代の流れですね。コンビニが広く一般化したということ。エロ本のお買い求めは、なんちゃら書店で。
G.gene
弁当は腐るがエロ本は腐らないってうまい事言いますなぁ
エロはネットで簡単に見れる時代
ネットに疎い方(お年寄り)が困るのは気の毒
野蛮人
関係ないけど隅っこに置いてある上人目を憚って堂々と見づらい(子供や女性なら尚更)コンビニのエロ本よりヤバいのはネットのポルノとかそれに準ずるような内容の広告だよ
今時変なポルノにハマるきっかけは現実の街よりネットの方が多いんじゃないかな
ホンダラ行進曲
顧客向け会報編集長
この件について、あるビジネススクールの人が、雑誌は儲からないから、このタイミングで取り扱いをやめるのだと分析した記事を見て、効率重視のコンビニが、儲からないものをこういう圧力がかからなければ、扱いを取りやめないのかと、疑問に思っていたので、
この記事で腑に落ちた。...続きを読むあ
アレルギー
やっぱりDVDレンタルのアダルトコーナーはカーテンであっても仕切りがあるけど、仕切り無しはやっぱり擁護できないかな。
建前でも未成年者の目につかないようにしていないと。
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