背番号はクラブの選手に対する評価の一つだ。一桁番号や有名選手と同じ番号を付ける資格を得ることは選手にとっても名誉。同じドリブラーの玉田(現J2長崎)から28番を引き継いだ榎本は「思い入れがあります」と話していた。
そんな中、意外な理由で番号を変更しなかったのが和泉だ。入団以来、4年間背負うのは29番。別番号の打診もあったそうだが、決め手の一つになったのが占い。知人から「名古屋の29は合っている」と勧められ、和泉自身の希望と合わせて同じ番号を選ぶことにしたという。
グランパスの「29」は2008年に新人王を獲得した小川(現J2新潟)らが背負っていた。だが、小川は09年からエースナンバーの10番に変更。ぜひとも「29番と言えば和泉でしょ!」と後世に語り継がれるような成績を残してほしい。