最近では格安SIMの取り扱う事業者、すなわちMVNOの数がかなり増えてきましたね。
そのため同じような料金とサービス内容のプランでも、複数のMVNOから選択できる状況になってきています。
では実際にどこがいいのかと思った時、少し初期費用はかかるものの、確認にうってつけなのがデータ通信専用のSIMカード。多くは契約期間の縛りもなく、比較的手軽に試すことができます。
ただ中には試してみたけど自分の使い方に合わなかった、思っていた以上に通信速度が出なかった、といった理由で使わなくなってしまったSIMカードもでてきます。
そういえば契約は気軽にできるようになったけど、解約の手続きは面倒なのでしょうか?
今回、契約していたmineo(マイネオ)のデータ通信専用SIMを解約する機会があったので、実際にどのような手順で解約することになるのかを確認・紹介していきます。
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mineoはネット上で手続きができる
mineoでは現在、KDDIの回線を利用した「auプラン(Aプラン)」、NTTドコモの回線を利用した「ドコモプラン(Dプラン)」の2タイプの回線から選択して契約ができます。
解約については、このいずれにおいても、ネット上で行なうことが可能です。
mineoのサイト(http://mineo.jp/)を開いたら、上に並ぶメニューから【サポート】→【よくあるご質問】をクリック。
画面が切り替わったら、下へと進み、【ご利用中のお客さま】というカテゴリーの中にある【解約】をクリック。
解約カテゴリーの1番上に並ぶ【mineoの解約方法について教えて下さい】をクリック。
表示されるQ&A項目の回答内に【解約・他社へのMNP転出をご検討中のお客さまへ(ユーザーサポート)】と書かれたリンクがあるので、これをクリック。
解約の理由を選びます。今回はもう使わなくなったSIMカードであったので【利用する機会が少ない、使用しない】をクリック。
すると「こういった使い方ができます」という引き止めの提案内容がずらずらと出てきます。今回は解約しますので、これを下へと進み、現れる選択肢から【解約の方はこちら】をクリック。
ここからようやく解約手続きへと移ります。まずはSIMカード契約時に発行・設定したeoIDとパスワードを入力してログイン。もしeoIDやパスワードがわからない、忘れてしまった、という場合の対処は後ほど説明しますね。
無事ログインできると、契約しているSIMカードの情報が表示されます。解約するSIMカードの電話番号と合っているかを確認しましょう。
間違いなければ、画面を下に進み注意事項を確認。【同意する】にチェックした上で【確定画面へ】をクリック。
改めて解約するSIMカードに誤りがないか、最終確認の画面が表示されます。一度解約してしまうと、そのSIMカードは再び使うことができないので、もう一度確認しておきましょう。
問題なければ画面を下に進むと、解約を確認するアンケート項目が出てきます。①~④まである設問のうち、④以外は必須入力なので適当なものを選択。
最後に一番下に表示される【解約する】をクリック。
「mineoサービス解約のお申し込みを受け付けいたしました。」と表示されれば、解約手続きは完了です。
解約の画面に到達するまでにやや手間がかかったものの、eoIDやパスワード、解約するSIMカードの電話番号といった必要情報が事前に準備できていれば、特に難しいことはないかと思います。
私は作業途中でeoIDがなんであったか確認しましたが、それでも全体で10分かからない程度で解約の手続きは終えることができました。
eoIDやパスワードを忘れてしまった場合は?
解約手続きをする際、ログイン情報として必要となるeoIDとパスワード。これらはmineo契約時に発行・設定しているはずですが、頻繁に使うものではなく、忘れてしまうケースもあると思います。
そんな時はログイン画面上にある【eoID・パスワードを忘れた方はこちら】をクリックしましょう。
するとeoマイページと呼ばれる画面が開くので【マスター会員の方】をクリック。こちらでIDの確認とパスワードの再設定が可能です。
この際用意しておきたいのは、mineo契約時に郵送で送られてきている契約内容通知書。この紙の表面、上のほうに初期eoIDと初期eoパスワードの項目があるはずです。この情報が必要となります。
パソコンの画面に戻り、初期eoID 入力の画面が開いたら画面を少し下へ進み、初期eoIDと初期eoパスワードを入力。画面下の【次へ】をクリック。
続いてeoID設定時に選択した秘密の質問の回答入力画面に切り替わります。質問内容も自分で設定しているはずなので、こちらを入力し【次へ】をクリック。
ここまで入力した内容がすべて認証されれば、ここで画面上にeoIDが表示されます。これをメモし、その下の入力欄に新しく設定したいパスワードを2回入力。
これでeoIDの確認と新しいパスワードの設定が完了しました。
なおもし初期eoIDや初期eoパスワード、秘密の質問の回答がわからないという場合は、eoサポートダイヤルへ相談してみましょう。
解約にあたって押さえておきたいポイント
解約手続きを行なうにあたり、事前に知っておくとよいなと思ったポイントをいくつか整理しておきますね。
解約金はかかる?
SIMカードの解約時に気になることのひとつが解約金ですよね。1万円前後が金額として設定されていることが多く、無駄に支払うことは避けたいところ。
mineoでは今回解約したデータ通信専用SIM、そして音声通話付きSIMのいずれにも解約金は設定されていません。
ただし音声通話付きSIMに限っては、利用開始月の翌月から数えて12ヶ月以内にMNP転出をする場合のみ、MNP転出手数料12,420円(税込)が発生します。
なお利用開始月の翌月から13カ月目以降は、MNP転出手数料は2,160円(税込)となっています。
解約の申し込みはいつでもできる?
ネットから解約申し込みが行えるmineoですが、解約手続きは24時間できるわけではありません。
解約の受付は9:00~21:00(年中無休)の時間と決まっています。
ただネットからの申し込みとなるため、電話のように混雑していて繋がらないというケースはほぼないと思ってよいでしょうね。
解約はどのタイミングでされる?
mineoでは、解約の申し込みをしたその日づけで回線が解約となります。つまりその日をもってSIMカードも使うことができなくなるというわけです。
MNPで他社へのりかえる場合は解約と同時に新しい回線が開通しているはずなので大きな問題はないと思います。
一方で単純に解約する場合は、手続きを済ませて「あれ、もう使えないの?」と焦らないよう、気をつけたいポイントです。
月途中で解約した場合の請求は?
解約は手続きをしたその日づけでとなりますが、月途中で解約した場合の当月分の基本料金も日割り計算で請求されます。
当月利用分の金額は翌月以降の請求となり、解約後もますので、こちらも覚えておきたいところです。
SIMカードは返却が必要?
SIMカードを解約する際、忘れずにチェックしておきたいのが使い終わったSIMカードの返却が必要かということ。回線業者によっては、SIMカードの返却を忘れると数千円が請求されるケースもあります。
mineoではSIMカードの取扱が契約しているプランによって異なっています。
契約しているプランがauプラン(Aプラン)であった場合はSIMカードは返却不要です。
一方、ドコモプラン(Dプラン)であった場合はSIMカードを指定の住所へ返送する必要があります。
返送先住所は、解約手続き完了後に送られてくるメール内に記載されていますよ。
私はドコモプラン(Dプラン)を契約していたので、SIMカードは返却することに。カードはそのまま封筒にいれて、定形郵便で送ればOK。今回はSIMカードの台紙も出てきたので、それに貼り付けて送りました。
まとめ:書類が残っていれば手続きは意外と簡単
これまで他にSIMカードの解約手続きも何度か行なってきましたが、mineoの解約手続きは必要な情報だけ準備できていれば、手続きは意外と簡単な印象でした。
時間帯が決まっているものの、曜日を問わず、年中無休でネットから手続きが行える点も便利ですね。
これから解約予定があればぜひ参考にしてみてください。