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【競馬・ボート・競輪】

[競馬]アフランシール、早めの西下で桜花賞権利取りへ

2019年2月27日 紙面から

 「第26回チューリップ賞」(GII・2日・阪神・芝1600メートル)で桜花賞出走へ向けて収得賞金900万円組は是が非でも3着までを確保し、優先出走権を手にしたい。関東馬のアフランシールもそんな1頭。早めの栗東入りからは、陣営のこの1戦にかける意気込みが伝わってくる。

 視線の先に桜花賞を見据えてアフランシールは、22日に栗東入り。2日後の24日には早速、同坂路で4F56秒1-12秒7をマークした。担当の竹内助手は「当初は少し戸惑ったところを見せましたが、カイバ食いは落ちてないです。体もしっかりしています」と最初の関門クリアにホッとひと息をつく。

 函館の新馬戦で非凡なレースセンスと瞬発力を見せた後は、札幌2歳S5着、アルテミスS7着。重賞で強敵相手に足踏みしたが、自己条件に戻った前走で力が違うと言わんばかりの内容で2勝目を挙げた。

 前走後は鳥取県の大山ヒルズに放牧。約2カ月乗り込みを続けながら充電を図った。「もともとしっかりした体だが、これまでで一番長い休養でもあり馬体に成長を感じますね」と尾関師は手応えを得ている。

 今回は桜花賞と同舞台。昨年の最優秀2歳牝馬との手合わせでもあり、力を計るには絶好の機会だ。「前走後、桜花賞への間隔が取れるここを目標にした。栗東での調整は先々を見越してのこと。新馬後の2戦はこの馬のポテンシャルを出し切れていないし、改めて一線級との対戦でどこまでやれるか」と尾関師。まずは桜への切符取りへ。早め西下の意欲を実らせたい。 (美浦取材班)

 

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