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【競馬・ボート・競輪】

[競馬]2歳女王ダノンファンタジー 前哨戦制して桜へ

2019年2月26日 紙面から

 今週からクラシックへ向けてのトライアルレースが始まる。西では、昨年GIIへ昇格した、桜花賞トライアル「第26回チューリップ賞」(GII・3月2日・阪神・芝1600メートル)が行われる。ここに堂々と登場するのが2歳女王ダノンファンタジー。デビュー戦こそ、グランアレグリアに屈したものの、その後は3連勝で阪神JFを制した逸材。断然の主役として桜花賞へ向かうべく、始動戦のここから力の違いを見せつける。

 光るセンス、非凡なスピード。デビュー戦ではグランアレグリアに2馬身差で屈したものの、その後は未勝利、ファンタジーS、そして前走の阪神JFと3連勝。当たり前のような快進撃で2歳女王の座を射止めたダノンファンタジーが始動する。

 「帰厩当初はいくらか重めの馬体でしたが、そこから調教して先週の段階で468キロ。前走時と全体のシルエットは変わっていませんし、いいところをキープしている印象です」と猿橋助手は始動戦を迎えて前向きに語る。

 1週前は川田を背に栗東CWで追われた。トレセンを包んだ霧で全体時計は把握できなかったものの、最後はグイグイと伸びて1F11秒7。いつもの弾むようなフットワークで仕上がりの良さをアピールした。

 「気持ちが牝馬らしく、チャカチャカした面があります。実戦も含めてのコントロールをうまく調整できれば」と、同助手は当面の課題も挙げる一方で「動きは良かったです。カイ食いにも不安はない馬でケイコは順調に詰めてきましたから」と力を込めた。

 まずは前哨戦。そこから桜花賞へ。果たさなければならないグランアレグリアへのリベンジへ向けて、本番と同じ舞台の仁川マイル戦で主役の走りを披露する。 (大野英樹)

 

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