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Nobody tells the story このページをアンテナに追加 RSSフィード

2007-10-06

[]友人に向けるライトノベル紹介

 リアルの友人がライトノベルを探すのが面倒くさいのでアマゾンのアドレスをまとめて送れと口で糞を垂れていたので、ライトノベルのお勧めをいくつかまとめて。普段お互いに「オタクキメェwww」と罵りあう仲なのだけど、本当に友人なのか? ……友人だよな?

 

読まなかったら死んだほうが良いレベル

ブラックロッド (電撃文庫)

ブラックロッド (電撃文庫)

ブラッドジャケット (電撃文庫 (0176))

ブラッドジャケット (電撃文庫 (0176))

ブライトライツ・ホーリーランド (電撃文庫)

ブライトライツ・ホーリーランド (電撃文庫)

 古橋秀行のケイオスヘキサ三部作。二瓶勉が好きな人ならまず好きだろう作品。

 オカルトの城・階層都市ケイオスヘキサを舞台にした先鋭的で視覚的な、血風と鉄風が吹きすさぶ魁作だ。とくにブライトライツホーリーランドのラストにおける、圧倒的な力強さは稀有壮大と言って差し支えない。

 どの本から読んでも構わないがブラックロッド、ブラッドジャケット、ブライトライツホーリーランドの順に産まれたことを参考にすると良い。

 

 全三作。王者作家が日曜に書いたらこんな話を書くかもしれない。今度紹介をする予定だから多くは語らないけど、とにかく名作。つまらない思考を吹き飛ばしてくれる。

 というか、カラミティの続刊が待ち遠しいのだけど、時空をさ迷っているのかそれとも出させてもらえないのか。ファンとしては(物語的な意味でなく)行方が杳として知れないのはキツイ。できることは布教だけ。

 

読まなかったら友達でいようか考えるレベル
月の影 影の海(上) (講談社文庫)

月の影 影の海(上) (講談社文庫)

主上は続きを書く気がないようだ」

「……懐達」

 続きでないかなぁ。中華風ファンタジーの名作の一作目。

 

放浪の戦士〈1〉―デルフィニア戦記 第1部 (中公文庫)

放浪の戦士〈1〉―デルフィニア戦記 第1部 (中公文庫)

 こちらもファンタジー。惰性で読む、と言ったりするけど、この作品の場合、惰性で読まされる。物語にぐいぐい引き込む文章は謎の魅力。

 

“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)

“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)

 本を食べる妖怪少女・天野遠子と主人公の心葉君の心温まる学園ラブストーリー。うん嘘だ。各作品毎に古典の名作をオマージュしたミステリー仕立ての物語。青春小説という言葉がぴったし。

 

猫の地球儀 焔の章 (電撃文庫)

猫の地球儀 焔の章 (電撃文庫)

 ぬこの地球儀。ぬこかわいいよぬこ。SFの定義はぬこが出てくるか出てこないかだよ。

 SFはあまり読まないけどそういうものらしい。護民官ピートの方が好きだけど、こっちの猫はかっこいい。猫が切った張ったします。

 

読むといいんじゃないかなレベル

 戦争ボケ高校生・相良宗介の華麗なる一日を描くコメディ作品。うそ。シリアスとコメディの取り回しが絶妙。

 アマゾンによると燃えるOMFの作者は四季童子らしい。

 

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

 み・み・みくるる*1♪ みーくるん・るん♪ ハルヒの思春期具合を楽しむのが王道。

 

平井骸惚此中ニ有リ (富士見ミステリー文庫)

平井骸惚此中ニ有リ (富士見ミステリー文庫)

 語り口の上手さが魅力。大正ほのぼのラブコメミステリー。殺人もあるよ。

 

狼と香辛料 (電撃文庫)

狼と香辛料 (電撃文庫)

 行商人の旅を書く異色のファンタジー。ホロと主人公の掛け合いが魅力的。

 

NHKにようこそ!

NHKにようこそ!

 ヒキコモリが描くヒキコモリ青春小説。個人的にはネガティブハッピーチェーンソーエッジの方が好きだ。漫画とは力の入れどころが違うので、一読を。森見登美彦は一般小説になるが合わせて読みたい作家。

 

All You Need Is Kill (スーパーダッシュ文庫)

All You Need Is Kill (スーパーダッシュ文庫)

 P・T! P・T!

 

ゼロの使い魔 (MF文庫J)

ゼロの使い魔 (MF文庫J)

 友人の趣味でないことは確実だが、なんだ。キングオブライトノベル? ライトノベルを把握できる。

 

GOSICK―ゴシック (富士見ミステリー文庫)

GOSICK―ゴシック (富士見ミステリー文庫)

 一巻が行方不明なため残りの全てが読めない作品。買って貸してくれ。

 

おわりに

 これ以上紹介すると16個増やすのが美しくなるためキツイ。とりあえず14作を紹介。

 続きものの場合、どの本から買えばよいか迷うのは、ライトノベルではよくある話。全部一巻を紹介しているけど、迷ったときは背表紙をみてみよう。

 全部一巻だけ買って、続きを読むか決めるとよいと思う。

 

 友人、おもしろいコメント期待しているよ。お前なら言えるはず。

#追記

 アフェやってないので(仕組みわからんしね)作者がアフェやっている場合そっちから購入することをおすすめします。確かカナタンはやってたはず。

*1:みらくるな気がしてきた

ペトロニウスペトロニウス 2007/10/08 20:59 おーなんか、適度に好きなやつが混ざっているので、趣味が似ているのでしょうね…これはいい指針をもらいました。最近あまりに海燕さんのお勧めに偏る自分が、情けなかった(笑)ので、うれしい出会いです。

ss 2007/10/08 21:47 趣味は多分似ていますよ(笑)。僕は茶々丸が好きですが。
なんというか、イマイチメジャーから外れている作品が好きになることが多いです。
趣味の合う人が本を薦めているのは嬉しいですね。

脱糞脱糞 2007/10/09 04:34 友人?はて?俺のことじゃないだろうから、面白いコメントなんかいらんよね、うん。
「読まなかったら友達でいようか考えるレベル以外」を読んでみますわ。
手間取らせてしもうたのぅ。さんくす。
あ、ラノベ読んだことないってウソついた。幼少時分に宇宙皇子地上編~妖夢編まで読んでたわ!

ss 2007/10/09 17:32 ごめん、名前素でひいた。

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