ハイローをキメた記念に、ハイローが好きならこういうのもどうですか琥珀さん!!!、というライトノベルをビール瓶のごとく爆撃します。
キーワードとしては……特にありませんが全部実質ハイローです!!!!!!
共感覚障害が子供に蔓延した近未来、感情と感覚を制御する薬を使って世界の見え方を変容させてパルクールレースをする高校生チームの挑戦を描くラノベSFです。
パルクールといえばRUDEBOYSですね!!
こっちは商店街に隣接するスラム鉱山街とかやたら喀血するリーダーとかは出てきませんが、パルクールで都市を駆け抜ける爽快感、レースチーム同士の抗争、世界を共有するチームメンバーの絆、そして歌などハイロー度数が最も高い作品といえます。
零式
戦後の混沌とした日本(そう書かれてないがたぶん日本なので実質SWORD地区)のスラム街を舞台に、2人の少女がバイクに乗って大バトルする前代未聞のヤンキーラノベです。
速度に取りつかれた暴走族の朔夜とロリコンポルノ女優として生きる夏月の絆もさることながら、悪役として立ちはだかる、過去の妄執に取りつかれた悲しくめっちゃ強いジジイの忌三の存在感がすごく、ラスボス戦の顛末まで含め実質琥珀さんなので注目していただきたい。
デュラララ!
池袋を舞台に、デュラハンやギャングやオタクが戦ったりイチャイチャしたりする群像劇ラノベです。
多勢力が入り乱れて繰り広げられていく物語はドラマ版ハイローに近い。
親友が帰る場所を作りたいがためにだんだん闇堕ちしたコブラみたいになっていく帝人やそんな帝人を元に戻すべく戦いを挑む正臣や雨宮兄弟のごとく暴れまわる静雄と臨也などはハイロー履修済みオタクにとってはいろいろと感じるものがあるでしょう。
成田先生自身はハイロー未履修っぽいですが、絶対にハイローノベライズを書いていただきたい作家の一人です。
スピットファイア 魔術師スカンクシリーズ 2 (星海社FICTIONS)
ハイローを10周して映画評で熱弁をふるった江波先生の不良ものラノベ。
めちゃんこな暴力するわクスリが絡むわでろくでもない内容なのですが、凶悪ヤンキーの思わぬピュアさや主人公コンビの濃すぎる絆などが暴力と同居している感覚にハイローみがあるといえます。
これが気に入ったらシリーズ作の『ストーンコールド』『スーサイドクラッチ』や、デブが不良を狩りまくる『ペイルライダー』もいいですよ!!!!
丸太町ルヴォワール
ハイローの大ファンとしても知られる円居挽先生の裁判ミステリ。
ミステリマニアからの評価が高く、円居挽の代表作の一つに挙げられる代表作でもありますが、「限りある青春と無限に続くヤンキー時代の対立」「ありえない美少年」「KYOTO地区を舞台に、キメ台詞を持った濃いキャラクター達が織りなす闘い」などハイローに通じる部分が多々あります。
ボリュームは結構あり、デビュー作だけあって後続作品に比べ読みづらい部分もありますが、キャラの掛け合いや緊密な推理戦で引き込まれることは間違いなし。
ちなみに、KYOTO地区を舞台にした酒ミステリの『クローバー・リーフをもう一杯』とは同ユニバースに所属しています。
二度めの夏、二度と会えない君
『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』の作者による恋愛ラノベ。『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件』の作者の『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』が切り開いた、いわゆるきみぼく系ですね。
ヤンキーのヤの字も、ITOKANのIの字も出なさそうなこれのどこがハイローかというと、映画版に村山さんこと山田裕貴さんが出演します!
ちなみに、 山田裕貴さんは『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』にも出演します!
岡田将生、トム・クルーズに続くラノベ映画俳優という座を村山さんは手に入れたのです。
いかがでしたでしょうか?
「君の名は。」ラノベに比べてなんだこれは!と思ったラノベマニアは、ハイローを見てください。
現在公開中の劇場版のほか、2週間無料の定額動画配信サービスhuluで配信されているテレビドラマ版もあります。
10月にはスピンオフの「RED RAIN」も公開予定となっており、この他にもyoutubeのPV、漫画、ライブイベント、サントラなどでハイローの世界を体験することができます。
わかったか!!!