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【プロ野球】

楽天ドラ1・辰己が新人最速1号! オコエ、田中に続いた

2019年2月25日 紙面から

◇オープン戦 楽天8-3ヤクルト

 外野の定位置争いが激しい楽天はドラフト1位の辰己が8回に2ラン。オコエと昨季新人王の田中は1回に連続本塁打。美馬は制球が良く2イニングを投げ走者を許さなかった。ヤクルトはバレンティンが5回にソロ。投手陣は乱調だった。

      ◇

 外野の定位置を争う若手3選手がアーチの競演だ。楽天は24日、ヤクルトとのオープン戦(浦添)でオコエ、田中、ドラフト1位の辰己(立命大)が本塁打。アピール合戦で勢いづいたチームは8-3で快勝した。

 1回、オコエが先頭打者本塁打を左翼席に放つと、続く田中も初球を左中間席に放り込んだ。それを見た辰己は「最初はすごいなと思ったけど、出たらやってやろうという気持ちになった」と発奮。8回無死一塁で回ってきた、この日最初の打席で、12球団を通じて新人のオープン戦第1号となる左翼への2ランを放った。

 今季は若手にとってチャンスだ。元盗塁王の聖沢が引退し、昨季までの3年間で通算53本塁打のペゲーロが退団。昨季は102試合に出場した岡島も捕手登録に代わった。平石監督は「島内は一歩リードしているが、後は競争。田中も新人王を取ったけど、活躍したのはまだ1年なのでレギュラーとは思っていない。辰己はもちろん候補の一人だし、ブラッシュも絡んでくるかも」と競争意識をあおっている。

 オコエは練習試合を含めた7試合で計3発。練習試合で低調だった田中は、オープン戦が始まると2戦連続本塁打と調子を上げてきた。一方、新戦力の辰己も「まだ実績がなくて一番遠い所にいるけど、自分もレギュラーとして外野陣を引っ張っていきたいと思っている」と負けるつもりはない。今後の競争に注目だ。 (竹村和佳子)

 

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