大野雄は復活への手応えを巨人からつかむ。26日は先発で4イニングを投げる予定だ。
「結果は出るに越したことはないですが、前回は結果を求めすぎて自分のやりたいことを見失ってしまった。秋からやってきたことを、開幕から出せるようにしていくだけです」
18日の韓国ハンファとの練習試合(北谷)では2番手で3イニングを投げた。その最初のイニングで2死から3連打されて3失点。その反省を生かす。テーマにしてきているのは「間」を設ける投球フォーム。単調は禁物と肝に銘じるのだ。
昨季、つまずきの元が巨人戦だった。シーズン初登板となった4月25日(前橋)の先発で打ち込まれた。それからは登録即先発、翌日抹消の繰り返しでルーキーイヤー以来となるシーズン0勝。こんな屈辱をもう味わうわけにはいかない。
相手は丸、ビヤヌエバらを加えた新打線。手ごわさを深く印象づけることも必要だ。
「(丸は)上位1番から3番までに入ってくる打者。2年連続MVPで打線につながりも出てくる。しっかりと自分の球を投げたいと思います」
巨人には昨季までに9勝19敗と大きく負け越している。9年目の30歳、いつまでも苦手にしてはいられない。 (吉川学)