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【ドラニュース】

強心臓右腕・勝野、きょうG戦登板 新人投手対外試合一番乗り

2019年2月26日 紙面から

ダッシュを繰り返す勝野=北谷公園陸上競技場で北谷球場で(小沢徹撮影)

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 中日のドラフト3位・勝野昌慶投手(21)=三菱重工名古屋=が25日、実戦初登板となる26日の巨人との練習試合(那覇)を前に、強気な投球を誓った。これまでプロ野球をほとんど見たことがないといい、丸、ビヤヌエバら新戦力を加えた巨人の強力打線にも無関心。中日の新人投手の中では先陣を切っての対外試合登板となるが、名前に気後れする心配は全くなさそうだ。

 強心臓、強気、勝ち気…。そんなありきたりな表現では足りないと思わせるほど、勝野の言葉は鮮烈だった。巨人打線のイメージを問われて「特にないです」と答えると、次の一言で報道陣を驚かせた。

 「巨人って、誰がいるんですか」

 24日のオープン戦と同じスタメンならば、丸、坂本勇、ゲレーロ、ビヤヌエバ、陽、亀井、中島と実績も知名度も十分な強打者が並ぶ巨人打線。さらに阿部や炭谷らも控えているまさに巨大戦力だ。ましてやプロデビュー戦。並みの新人ならば、気後れしてもおかしくない。

 しかし、勝野は違う。巨人で知っている選手として名前を挙げたのは菅野、坂本勇、丸、阿部くらい。知らなければ、気後れのしようがない。「プロ野球はほとんど見たことがない。だから対戦したい打者もいないです」と言い切る。

 必然的に余計な雑念は消える。「試合になれば、これをやらないといけないとかは考えない」。ただ目の前の打者に集中する。「プロの世界は初めてなので、今持っているものを全部出すだけ。向かっていく気持ちを前面に出して、全力で抑えにいく」。考えは至ってシンプルだ。

 登板予定だった22日の韓国・サムスン戦(北谷)が雨で中止となったことで巡ってきた同一リーグチームとの対戦は、中継ぎで1イニングを予定。抑えようが、打たれようが収穫は多いはず。「良くても悪くても1イニング」と勝野本人も割り切っており、結果を恐れることもない。

 

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