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長野ブッポウソウ増えたらいいな 天龍小児童が巣箱30個つくる
天龍村の天龍小児童が二十二日、村鳥「ブッポウソウ」が営巣するための巣箱づくりに取り組んだ。同日に発足した「天龍村のブッポウソウを守る会」のメンバーらも手伝い、計三十個の巣箱を完成させた。 ブッポウソウは毎年五月上旬に同村に飛来する渡り鳥。同小では一九九七年から保護活動をしている。今年は県の木工体験活動支援事業の補助金も活用して材料を用意。児童十八人や守る会のメンバーらが、金づちやドライバーを使って組み立てた。五年の熊谷彩香さん(11)は「ブッポウソウに巣箱を使ってもらい、村にもっと増えたらいいな」と思いを込めた。 完成した巣箱は、四月に児童らが村内の橋などに設置する。 同小の児童数は年々減少しており、二〇一八年度は十九人。将来的に児童のみでの保護活動が困難になることを危惧し、村民有志や役場職員ら約二十人が守る会を発足させた。今後、児童らの支援や営巣状況の見回り活動などをする。守る会代表で自慶院住職の盛正賢さん(67)は「子どもたちの手助けができたらとずっと思っていた。ブッポウソウは村鳥でもあるので、村全体で盛り上がれば」と話した。 (寺岡葵) 今、あなたにオススメ Recommended by PR情報
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