玲朧月の気分次第で何か書/描こう

 


何かの感想を書いたり、描いたイラストを載せていこうと思います。…気分次第で(笑

2006-10-03

[][][]同人系をライトノベルにはめようと考える試み そのさん

参考リンク

9/2910/2の続き。


彩雲国系統(ファンタジーなコメディ。つまりはドタバタコメディ)

 彩雲国がマリ見てほどメジャーなのかというと、よくわからないのですが、アニメ化もされて販売数もうなぎのぼりらしいので。


とある魔術の禁書目録(インデックス) (2) (電撃文庫)

とある魔術の禁書目録(インデックス) (4) (電撃文庫)

とある魔術の禁書目録(インデックス) (5) (電撃文庫)

とある魔術の禁書目録(インデックス) (6) (電撃文庫)

とある魔術の禁書目録(インデックス) (7) (電撃文庫)

とある魔術の禁書目録(インデックス) (8) (電撃文庫)

とある魔術の禁書目録(インデックス) (9) (電撃文庫)

とある魔術の禁書目録(インデックス) (10) (電撃文庫)

とある魔術の禁書目録(インデックス)〈11〉 (電撃文庫)

 この作品はメジャーといえばメジャーなのかもしれませんが、間違いなく彩雲国ほどではないので。電撃文庫でも看板タイトルの一つというよりは中堅(二次予備軍)クラスですし。

 一言で言ってしまえばかつてのジャ○プ系熱血少年漫画なのですが、だがしかし、この終わり方でよくもまぁ続けたという二巻、敵役すらもカッコつける五巻、サービスサービスな七巻、なにゆえ大運動会?な9・10巻と実に多彩なストーリーを繰り広げ、しかしその根底では暗い陰謀が着々と進みつつあるという風にシリーズ全体のストーリーも忘れていない奇跡の物語バランスが絶妙。

 燃えも泣きも入って、今日もまた主人公は不幸街道まっしぐらなシリーズ。

 今月にも新刊がでます。この発刊速度もまた読者にはうれしいのです。


お・り・が・み 天の門 (角川スニーカー文庫)

お・り・が・み 天の門 (角川スニーカー文庫)

お・り・が・み 外の姫 (角川スニーカー文庫)お・り・が・み 獄の弓 (角川スニーカー文庫)お・り・が・み 龍の火 (角川スニーカー文庫)お・り・が・み 正の闇 (角川スニーカー文庫)お・り・が・み 光の徒 (角川スニーカー文庫)お・り・が・み 澱の神 (角川スニーカー文庫)

 帯の紹介によれば「フルバトルメイドシリーズ」

だがしかし、メイドはどーでもいい扱い。メイドがここまでテキトーに扱われたメイドモノも珍しいね?

 一巻ぐらいだとまだメイド服にも意味があったののだが、二巻、三巻と巻を重ねるごとに扱いはどうでもよくなり、キャラクターの強さはインフレをおこしていって、勇者は滂沱の涙を流すわけで。

 そういや、ここまで勇者が弱くなるのも珍しいね?

 とにもかくにも面白そうな要素があればかたっぱしから詰め込んだおもちゃ箱のような物語。

 馬鹿笑いするようなコメディがあれば、身震いするほどシリアスで涙がとまらない場面もあり、最高潮に盛りあがった場面で真面目に笑いがはいる。コメディとシリアスがシームレスで入れ替わり、疾走感溢れる物語となっている。

 実際にほとんど勢いだけで書いていたようですが*1

 こういう物語があるからこそ、ライトノベルというジャンルは面白い。


Alice (電撃文庫)

Alice (電撃文庫)

 ドタバタコメディの名人「川崎 康宏」の作品。

「クマ」の一語で全て表せる素晴らしき怪作。

クマー!!


 ドタバタコメディの鉄人「川崎 康宏」の作品。

 どう考えてもティーンズ向けに売る気ないだろ!?という装丁と主人公とキャラクター達とドリフ方式コメディ。

 いや、読めば実に面白いのだけれども、その笑いの取り方がドリフのごとくお約束と熟練の技によって出来ているので、その面白さがわかる人とわからないひとがいると。

 この面白さがわかるのはドリフを見て面白いと思えるような人だと思うわけですが、それはティーンズ世代では少数なのではないかなと。

 主人公からして中年の冴えない場末の騎士団長妻子もちだし、いちおうヒロイン?の帝国のお姫様は美人らしいが、どう考えても螺子が一本外れているし。姫の御付の人のクールさはもはや南極すらも生ぬるいぜってなくらいさらりとヒドイし。

 そして何よりも、表紙もまたすごいし。

 決して下手ではないが、売れ筋の絵柄からは遠く隔たったその絵柄は「初心者お断りだぜっ!!」という雰囲気がっ。

 でも素晴らしく面白いのですよー。

*1:七巻あとがきより

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