ルーンファクトリー4 
  【るーんふぁくとりーふぉー】 
     |  ジャンル  |   ファンタジー生活ゲーム  |    裏を見る
  
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  |  対応機種  |   ニンテンドー3DS  |  
  |  発売元  |   マーベラスAQL  |  
  |  開発元  |   ネバーランドカンパニー  |  
  |  発売日  |   2012年7月19日 ガイドパック:2016年4月7日  |  
  |  定価  |   4,980円 ガイドパック:5,200円(共に税別)  |  
  |  プレイ人数  |   1人  |  
  |  セーブデータ  |   3個  |  
  |  レーティング  |   CERO:A(全年齢対象)  |  
  |  配信  |   2013年1月24日/4,972円(税別) 価格改定後:2017年10月26日/3,218円(税別)  |  
  |  判定  |   良作  |  
  |  ポイント  |   前作以上に快適な操作性 やり込み要素も大幅に増えた しかし一部要素に賛否両論・問題点あり  |  
  |  ルーンファクトリーシリーズリンク  |  
  
   
  
  ストーリー 
  ある月夜の晩、空から落ちてくるところから物語は幕を開ける。 
  主人公は運よく竜の上に落下。無事だったものの、記憶を失っていた。 名前以外何も思い出せない主人公は、竜の計らいにより城で生活する事になり、 かりそめの王子(姫)として国を発展させ、悩み事を解決し、作物を作りながら日常生活を送る。 
  あるとき、森へと冒険に出た主人公は巨大なモンスターに襲われる。 そのモンスターを倒すと、そこには何故か女の子が倒れていた。 
  なぜモンスターが人になったのか? 次々と起こる不可解な事件の真相は? 主人公は仲間たちと冒険や日常を繰り返すうち、自身の記憶に隠された秘密に近づいて行く… 
  概要 
  -  本作はルーンファクトリーシリーズとしては6作目となる。 
 -  ナンバリングタイトルは今までニンテンドーDSで発売されていたが、今作は初のニンテンドー3DSとなった。 
  
   -  グラフィックも、3DSへの変更に伴い向上している。 
  -  その他の基本要素・システムについては前作『ルーンファクトリー3』を踏襲しているので割愛し、主だった新要素・変更点を上げていく。 
  
  変更点 
  画面、グラフィック 
  -  前作までは、下が住民との会話や戦闘で使用されるメイン画面、上が地図が表示されるサブ画面だったが、今作では上画面が会話や戦闘が表示されるメイン画面に、下画面に地図などのサブ画面と、前作までとは逆になっている。 
  
  -  タッチスクリーンの下画面ではタッチすることによりリュックサックへの物の出し入れや、じょうろの残り水量の確認、ステータス(自分や仲間の強さ、仲良しの度合いなど)確認、専用魔法「エスケープ」の使用ができる。 
  
   主人公 
  -  今作では『2』第二部、『オーシャンズ』に続いて女主人公を選択できるようになった。 
 -  これに伴い、『オーシャンズ』ではおまけ要素に近かった、婿候補となる男NPCが本格的に追加された。 
  -  ちなみに今作では異性主人公との結婚が出来ないが、これは男性主人公、女性主人公はどちらか一人しか存在しない世界であるため。
  
   
  戦闘パート 
  -  武器カテゴリに「拳」が追加された。これにより『3』では特殊条件下でしか使用出来なかった格闘アクションが、気軽に使用できるようになった。 
 -  『3』の格闘攻撃は素手扱いのため鍛冶によるカスタマイズが出来ないという難点があったが、今回は拳系統の武器を装備しているので他の武器との差異が無くなった。 
  
   
  -  『3』では連れ歩ける住民およびモンスターは1人のみであったが、今作では2人まで連れ歩けるようになった。さらに『3』ではできなかった主人公の子供の連れ歩きも可能になった。 
 -  住民の戦闘AIも改善され、無効化・吸収される属性攻撃は使用せず、倒した敵を延々と攻撃し続けることも無くなった。 
  
   
  -  ルーンアビリティが4つまで装備できるようになり、多彩な攻撃を行うことができるようになった。 
  
  -  ステップが十字ボタン2回連打からRボタンに変わり、緊急回避として使いやすくなった。 
  
   生産パート 
  -  今までのタイトルではアイテムは一つずつ生産していたのだが、今作では1種のアイテムをリュックが許す限りまとめて生産できるようになった。 
 -  ただし、消費RPの総和が最大RP以下になるようにしないと失敗する。また、作成レベルと推奨レベルの差が大きいと消費RPが増える仕様となり、消費RPが最大RPを上回っていると作成自体できない。足りてさえいれば、確実に成功する。 
  -  その為、3の時の様に運任せでは無くなり一時的な料理効果等で上限を上げ作成する事も出来る様になった。 
  -  また生産で6コマある要求素材枠の空き枠に適度なアイテムを投入することにより、追加効果を生み出すことが出来る。(アレンジ) 
  -  アレンジ枠は3枠あり、3つまで好きな素材でカスタマイズできる。 
 -  例えば武器Aを制作するとして、その武器Aの材料の他にアレンジ素材として鉄(効果:防御+1)を加えて作成した場合、完成した武器Aはデフォルトの性能に加え、鉄の効果である防御+1を持った状態で完成する。 
  
   -  さらに今作では継承アレンジと呼ばれるシステムも存在する。装備品類を生産する時、既に完成している別の装備品をアレンジ素材として用いることにより、見た目は作成したアイテムだが性能だけアレンジ素材に用いたアイテムのものを引き継いだアイテムが完成する。これには独自の性能引継枠を使うため通常のアレンジ素材はいつも通り3つまで使用できる。 
 -  例えば武器Aを制作する際、完成している武器Bをアレンジ素材に使って制作した場合、完成品は見た目は武器Aだが性能は武器Bという結果になる。 
  
   -  これらのシステムの導入によってアイテム制作の自由性が飛躍的に高まり、装備に各々の趣味を存分に発揮できるようになった。 
  -  ただし今作からは鍛冶や調合などの合成作業でも、失敗すると使用した素材が消滅してしまうようになっている。 
 -  このため、料理以外の合成の作業でも、(特に貴重な物を使う時ほど)より慎重さが求められるようになった。 
  
   
   
  -  強化によって特殊な効果が発生する素材ができた。 
 -  武器が透明になる、レアドロップ率上昇、属性防御上昇など。 
  
   
  -  自分で作ったものが記録されるようになった。 
 -  自作の料理をNPCにプレゼントすると専用の反応がある。 
  
   
  新要素 
  オーダーシステム 
  -  主人公は王子(姫)として街を発展させて行く事になる。 
  
  -  特定の行動(敵を倒す・農作物を収穫する・祭で好成績を取るetc)をとると王子(姫)ポイントが増え、そのポイントを使って行動(オーダー)を起こすことができる。
  
  -  特にクリア後に解禁されるエクストラオーダーはその内容から評価が高い。 
  
  自分の店 
  -  自分の店を持てるようになり、キャラクターにアイテムを売りつけられる様になった。 
 -  新スキルのお店スキルを使うことにより、アイテムを確実に売ったり、高く売ったりすることができる。 
  -  ただし、一つ売るのに時間単位で足止めされるため、テンポはよくない。自由な牧場ライフの一助として捉えるべきである。 
  
   
  恋人期間 
  -  嫁(婿)候補キャラクターとは一定好感度以上で付き合えるようになる。 
 -  付き合っている相手をデートに誘えるようになり、一部会話も変化する。恋人を連れ歩くと住民からの特別な反応も存在する。 
  -  複数人とも付き合えるが、恋人を連れ歩いてる状態で他の恋人と出会うと悲痛な反応が……(特にペナルティは無いが) 
  
   
  立ち絵 
  -  従来作にもあった水着姿の立ち絵に加え、パジャマ姿の立ち絵も追加されている。 
 -  ゲーム時間における夜の間、キャラクターはこのパジャマ立ち絵になっている。 
  
   
  ボスモンスターの捕獲 
  -  通常モンスターと同様に、一部を除いたボスモンスターを仲間にすることができるようになった。ただし、ボス毎に1,2種類しかない好みのアイテムでしか気を引けない上、通常モンスター同様失敗判定もある。 
 -  なんと今作では前作までのラスボスすらも仲間にできるようになってしまった。(ただし必要なアイテムが極めて入手困難なものばかりである) 
 -  NPCとして登場するものと併せ、シリーズ通しての存在である四幻竜全てを連れ歩けるという、ある意味シリーズファンには嬉しい仕様である。 
  
   -  モンスター小屋に大型ボスモンスターを4体放り込むと画面が埋め尽くされてもはや何が何やら分からなくなる。というか、処理落ちすら発生するので注意。 
  
   
  評価点 
  -  畑の仕様が変わり、豊作、凶作の時の収穫の増減が分かりやすくなった。 
  
  -  虫めがねによる畑のパラメータの詳細化。肥料の追加。上記の稼ぎ要素の強化など、強化、追加による農業要素全体の向上はイベントの増加などに比べれば地味だがとても重要な評価点だろう。 
 -  台風の被害が直接農作物を吹き飛ばすのではなく、畑のHPを下げるというものに変わった(0になると植わっている作物が消滅)。普段からHPを高く保つ、災害対策の農薬を撒く等の対策で被害をゼロに抑えることも可能になったのは嬉しい。 
  
   
  ストーリー 
  -  ストーリーは全三部作となっていて、シリーズの中でもかなり濃い内容となっている。 
 -  なお、2,3の様に結婚しなければストーリーが進まないわけではないので、結婚前に存分にやりこめる。 
  
   
  -  『3』のストーリーでは主人公とメインヒロインとモンスター側以外の住民はほとんど出番がなく空気状態だったが、今回はストーリー上の問題を住民全体で協力し、一人一人が何をすべきか考えるなど、出番がない住民はおらず町の住民全体での一体感が出ており評価が高い。 
 -  『2』,『3』のゲストキャラもメインストーリーに関わってくる。特に『2』のキャラはとても重要なファクターとなっている。 
  
   
  -  アースマイトとしての使命。ストーリーに出てくるとあるキャラなど、シリーズ経験者だとニヤリとできる部分が多い。 
  
  イベント 
  -  恋人とのイベントだけでなく、住民同士のイベントが充実している。 
 -  一つのイベントに大抵複数のキャラが関わってくるので、住民全体の仲の良さが伝わってくる。 
  
   
  -  『3』の恋人イベントは大抵最初が違うだけで終盤はコピペ展開だったが、今回は恋人と関わりが深い住民も加わり流れに閉塞感がなく、一人一人のイベントとして他イベントと被らずに出来ている。 
  
  -  デートイベントも行ける場所と会話での選択肢が増えている。雑貨屋にデートをすると恋人ごとに違うプレゼントも贈れて恋人の部屋に飾られるようになり、特殊会話も発生する。 
 -  特定の祭りの前日に恋人に話しかけると、特殊デートが発生する。もちろん特殊会話。 
  
   
  -  町をうろついているといきなり発生するサブイベントも多く、唐突に始まるドタバタ展開は住民を生き生きと感じさせる。 
 -  ただ主人公がそれらのイベントに余り関わらず傍観しているものが多い。 
  
   
  -  結婚後イベント、出産後イベントも増え、『3』での子供は連れ出せないし会話パターンも少なく家具呼ばわりされていたからこそ、今回の子供とのイベントはありがたかった。 
 -  連れ歩ける人数が2人に増え、子供も連れ歩けるようになったことで家族3人で冒険する事が出来るようになった。 
  
   
  やりこみ要素 
  -  『3』で好評だった高難易度ダンジョンが今作にも登場する。 
  
  -  クリア後はオーダーで敵のレベルを上げる事が出来る。10段階まで上げる事が出来、元に戻すことも出来る。 
  
  -  『3』同様、敵味方共にレベル上限は10000を超える。今作ではスキルも一部を除き99を超えるので存分にやりこめる。 
  
  家具の自由設置 
  -  今作の家具類は持ち運び可能で、地続きになっていないダンジョンなどを除き、どこにでも家具が設置できるようになった。ボスフロアだろうが容赦なし。 
 -  収納箱・冷蔵庫・作業台・水場なども同様の扱いであり、収納箱などは中身が共有されており、店の直近に配置してやればわざわざ家に戻らなくてもよくなる。 
 -  同じ種類の家具を複数設置することも可能。また調理器具は全種類集めると機能を統合出来るようになり、いちいち使い分ける必要が無くなる。 
  
   -  注意点は、家具扱いのものはベッドを除いてすべて破壊可能であるということ。うっかり近くで武器を振り回して壊した場合は画面切り替えで復活するが、各家具のコマンド「ぶっこわす」を選んで壊すと永久に消滅する(一応事前に選ばないように注意はされるが)。 
 -  尤も、買い直したり作り直したりは何度でも出来るし収納物も消滅しないので取り返しのつかないことにはならない。また、置ける数には上限があり、上限に達し家具が買えなくなったら「ぶっこわす」必要がある。 
  
   
   
  その他 
  -  『3』でも充分多かった会話パターンがさらに増え、ボイス付きの台詞も増えた。  
  
  -  病院での治療費が良心的になった。 
 -  『3』での治療費という名のぼったくりはハードモード限定になっており、最大値はイージーだと10,000G、ノーマルだと50,000Gと、とてもお安くなっている。 
 -  さらに、今回は恋人を連れている状態で治療を受けるとカップル割で半額になり、さらに運が良ければ治療費が無料になる。 
  
   -  しかし序盤での猶予期間(何回か治療費無料)が無くなったので、序盤の治療費は財布にややキツイ。 
  
   
  -  本作には一部過去作のBGMも使用されているが、ある家具を手に入れる事で、ゲーム中では未使用の過去作の曲も聴く事ができる。その曲数は全曲合計すると142曲。 
 -  『1』『2』『3』『フロンティア』『オーシャンズ』の春夏秋冬の各曲や戦闘曲やボス戦曲など、一通りのものが揃っている。 
  
   
  -  最近のゲームにしては珍しく、エリア間の移動などにおける画面の切り替わりも早い。ストレスを感じずサクサク行動できる。 
  
  -  データを2周目以降に引き継げるようになった。ただし、条件は中々に面倒。 
 -  条件を満たすと「オーダー」として引き継ぎ項目が出現し、新規データでそれをオーダーする事で前のデータからレベルやアイテム等の要素を1度だけ引き継ぐ事が可能。 
  -  このオーダーの出現条件は多少面倒ではあるが、このオーダーは「エクストラオーダー」という他のデータでも同時に解禁されるカテゴリであり、一度出現させれば今後の新規データでは最初から使えるようになる。 
  
   
  賛否両論点 
  キャラクター 
   -  結婚可能キャラクターは嫁候補、婿候補共に6人で合計12人で、 嫁候補の数はシリーズで一番少なくなっている。 これは従来ファンにとっては寂しい。 
 -  そのため、シリーズでお約束であった属性を持つキャラクターが一部存在していない。 
  -  嫁候補がほぼ半減される結果となってしまったのだが、プロデューサーのはしもとよしふみ氏は女性主人公・婿候補が導入された『オーシャンズ』にて「今までの男性主人公の相手は少なくする訳にはいかない」と発言している、なにがどうしてこうなった。 
  -  ファンには毎作品でネタにされつつも嘆かれている、魅力的な女性にかかわらず主人公と結婚不可キャラの存在、通称「結婚出来ないバグ」も今作にある。しかし今作では、独身且つ意中の人もおらず、見た目年齢も他ヒロインと大差なく、攻略ヒロインとして申し分ないキャラクターが結婚不可設定にされているので、より上記の不満が大きい。 
  
   -  同性のキャラクターに好意を寄せられる場面が度々ある。 
 -  男主人公でプレイしている場合は特に顕著に感じる。婿候補は日常会話で好意を寄せる場面が多いためか。 
  -  一部の好感度依存の会話を男女主人公で分けなかったことが原因であるように見えるのだが、会話によっては「男なのに可愛い」などの明らかに狙ったような会話やイベントがある場合も。 
  -  しかし、男女主人公どちらかでしか起こらないイベントや会話も一応ある。 
  -  嫌なキャラが居るなら無視すればいいのではないかと思うかもしれないが、好感度を上げないでおくにも下記のイベント発生条件や引継ぎのために特定・または全員のキャラクターの一定好感度が必要な場合があり、同性からの好意を回避することはほぼ不可能である。 
  -  そもそも『オーシャンズ』では女主人公と婿候補が居てもこのような自体は起こらなかったのだが…… 
  
   -  シナリオの都合上、途中から主人公を無視するキャラクターがいる。 
 -  好感度もそのキャラだけ上がらなくなるため、後々好感度関係の依頼やそのキャラクターのイベント回収が面倒になる。 
  
   
  パロディ 
  -  アイテムの説明文や住民との会話に露骨なパロディが見られる。 
 -  例えば武器の1つである「ツインネッギ」は説明文や性能を見るに、どう見ても初音ミク。 
 -  ツインネッギは『3』の時点でコレだったが、本作ではさらに説明文に「女主人公に似合う」という一文が追加されており、より露骨に(ミク・女主人公ともに髪型が緑髪ツインテールという共通点がある)。 
  
   -  量は豊富、ネタも豊富と割り切って見れば評価できる点ではあるが、一部ネタにはネットスラングなど世界観に全く合っていない物も存在する。
  
   
  レシピの変更 
  -  過去作で多数の素材アイテムを要求したアイテム、特に料理アイテムのレシピが簡略化されそのアイテムの製作が容易になっている。 
 -  しかし簡略化し過ぎているアイテムも。過去作では野菜や油など5個の素材を要求していた「野菜炒め」がなんと「キャベツ」1個で作れてしまう。キャベツだけの野菜炒めって…… 
 -  素材自体量産しやすいので中盤での稼ぎアイテムではあるのだが。 
  
   -  しかし中には逆に要求素材が追加されレシピが改悪されたものも存在する。(詳細は後述) 
  
   
  BGM・ボスの過去作からの流用 
  -  1部こそオリジナルのBGM・ボスであるが、2部以降では過去作のボスキャラ・BGMの流用が殆どである。 
 -  集大成を謳っているためファンサービスと言ってしまえばそれまでだが、過去ボスによっては2部で登場し、更に3部で「(過去ボス名)2」としてステータス以外何も変わらず再登場する場合もある。 
 -  ただし、3部はいわゆるボスラッシュの形式になっているため、手抜きと感じる人は少ないと思われる。 
  
   
   
  問題点 
  バグ・フリーズ問題 
 
 | + |  後記出荷版、DL版では修正された重大なバグ  |   -  第2部をクリアしたり、出産(妊娠イベントから早くて一ヶ月程度で発生)したりするとイベントで時間が経過するのだが、第2部をクリアした日や、出産日がデートの日(祭日のイベントデートも該当)と重なっていると、恋人とのフラグがおかしくなり、広場で落ち合ってもデートにならず、話しかけても「広場にいこう」と言われるだけで別れる事すらできなくなる。
 この状態だと他の嫁・婿候補へのアプローチもできなくなる為、完全に詰んでしまう。  -  他にもキャラクターによって好物アイテムであるにもかかわらずそのアイテムをあげても好感度が上がらないバグがある 
  -  とはいえ、きちんと対策すれば100%回避できるものがほとんどなので、そこまで警戒する必要はない。 
         -  2部のラスボスで仲間を2人連れているとある場面で非常にフリーズしやすい。原因は不明。 
 -  その他にも自宅に家具を多く置くと高確率でフリーズ。生活ゲーとしてこれはどうにかならなかったのだろうか。 
         -  異性への「好きです!」が成功したその日のうちに、別の異性にプロポーズすると翌日告白した異性を恋人に出来る。つまり、恋人と配偶者を同時に持ててしまう。 
 -  この状態でも結婚必須のサブイベントは発生するが、イベント完了後も恋人は婚約指輪を受け取ってくれない。しかしイベント中に結婚できるキャラの場合、既に配偶者がいても結婚できてしまう(ちなみにその場合、前の配偶者との結婚はなかったことにされる)。 
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  グラフィック・立体視 
  -  キャラモデリングの粗さは過去作に比べ改善されたものの、それでも他の3DSソフトと比べると劣るレベルである。 
 -  特にモンスターのモデリングはDS時代からの流用そのままで粗さが浮き彫りになっている。 
  -  フィールドグラフィックも過去作と全く代わり映えが無く、これはDSのゲームなのか? と錯覚してしまうレベルである。 
  
   
  -  では3DSの立体視はこのゲームではどうなのか……なんと一部フィールドで立体視の右目用と左目用の映像が逆転していたり、深度の順番が違っていたりするなどの明らかな立体視の設定ミスが見られる。スタッフはパッと見で分かるこの違和感に気付かなったのだろうか? 
  
  依頼・オーダー 
  -  依頼 
 -  今作でも住民からの依頼は存在するのだが、キャラクターとの恋愛は下記のランダムイベントによって進行するため重要度は薄いように見られるのだが…… 
  
   
  -  特定依頼をクリアしないと開放されない作物の種・アイテムのレシピが多く、しかも依頼も一本道進行であるため依頼自体の強制・作業感が強くなってしまっている。 
 -  序盤の依頼はシリーズプレイヤーには分かりきったような事ばかりであり、1日に受けられる依頼は少ないため序盤の自由度が非常に低い。 
  -  終盤の依頼は3部にならないとクリア出来ない依頼が多く、後述するがその3部が中々発生しないために依頼進行が滞ってしまう。 
  
   
  -  特定モンスター撃破やアイテム収集などの自動生成依頼の報酬が非常に渋い。ゴミアイテムを渡され明らかに労力の無駄になることもしばしば。 
 -  過去作ではそういったゴミアイテムを大好物として受け取ってくれる相手が居た為そこまで無駄ではなかったのだが、今作ではそういったキャラが居なくなった。 
  
   
  -  オーダー 
 -  エクストラ以外の通常のオーダーには料理・鍛冶・装飾・薬学の生産要素開放、祭の開催・中止、収納枠・自宅・畑の拡大などがある。むしろ通常オーダーはこのような要素開放が殆どである。以前は攻略していけば自然にこれらの要素は開放されていた。わざわざ面倒な手順で開放する必要はあったのだろうか。 
  -  基本的に王子(姫)ポイントを消費するだけでオーダーできるのだが、一部オーダーには資金や資材(木材・石材)が別途必要になってしまう。オーダーによっては膨大な量の木材・石材を要求される。 
  
   
  -  過去作では資材は木材だけで十分だったのが石材までも必要になり、大量の数を要求するにもかかわらず資材箱には一度に9個しか入れられないため、石・木を割って資材にする→資材箱に入れるだけで日が暮れてしまうことも。 
 -  過去作では単なるお邪魔要素でしか無かった小石や大岩に役割を持たせたと好意的に解釈できなくも無いが…… 
  
   
  -  折角発生させた祭も後述のランダムイベントの前にはただの邪魔者にしか過ぎず中止を強いられポイントが無駄になってしまう。 
  
  -  アイテムやデータ引き継ぎオーダーには依頼をほぼすべて遂行する必要がある。中には前述の大量の石薪割りを要求されたり、全員のキャラクターを結婚可能な好感度にする必要があったりと引き継ぎまでには苦行を伴う。 
 -  しかもデータを引き継いでも結局ランダムイベントとは真っ向勝負しなくてはいけない、ランダムに真っ向勝負もクソも無いだろうが。 
  
   
  イベント 
  -  サブイベントのランダム発生。 
 -  今作ではサブイベントの発生が完全にランダム。 過去作では、もっぱらキャラの好感度によって発生していたのだが…… 
  -  通常サブイベントだけでなくキャラクターとの恋愛・結婚イベント、ストーリー進行に必要なサブイベント(3部発生)といった重要イベントまでランダム発生になってしまっている。これにより結婚したいキャラクターとの関係が思うように進展しなかったり、ストーリーが進行しなくなったりする。しかも、大会前当日・各キャラクターの誕生日の前当日・サブイベント発生直後など絶対にイベントが発生しない日もあり、その条件がいまいち判然としない。またイベントが発生してからしばらくは他のイベントは発生しない。 
  -  2部までは常に急かさせる内容のシナリオであるため、それに応えて早くクリアしてしまうと、3部がなかなか始まらず、やきもきさせられる。 
 -  2部終了までに結婚するのはシビアにもかかわらず1部・2部で結婚子持ち前提・結婚済限定のテキストが存在する。よっぽど必死に狙わないと見れないがスタッフはテストプレイしたのだろうのか?
  -  長時間プレイを要求されるシステムと早期攻略を要求されるシナリオが絶望的にまで噛み合っていない。結果、出来る事は少ないのにイベントだけを待つ必要がという中だるみが発生してしまう。せめて重要イベントは発生優先度を付けるなどの対策が出来なかったのだろうか? 
  
   -  イベント一つ一つに特定複数キャラクターの好感度がイベント発生に関わっているのだが、必要な好感度が判然としないためにイベントが発生するまでイベント対象のキャラクター好感度を上げ続けなければいけない必要がある。 
 -  特に恋愛・結婚イベントでは結婚したいキャラクターと全く関係ないようなキャラの好感度まで上げなければいけない必要がある。これまでは結婚したいキャラクターの好感度を上げてれば結婚出来ていたのだが何故このような仕様にしたのだろうか。 
  
   -  また、イベントに関わるキャラクターが多いのは良いのだが、それぞれのキャラの好感度まで上げないといけないので日頃から好感度を上げていないと、面倒なことになってしまう。 
 -  依頼にはご丁寧にもキャラクター全員の好感度を一定まで上げる依頼が存在しているが、これを達成すべく全員分の好感度を上げるとますます狙ったイベントを発生させるのが難しくなってしまう。 
  
   
   
  -  恋愛イベント  
 -  今作はキャラクター個人のイベントは個人依頼方式だった過去作に比べてに非常に少なく、中には個人イベントが結婚イベントの一つしかないキャラクターもいる。 
  -  イベントもランダムの為恋愛進行の過程が見えてこない。過去作では好感度ごとの依頼イベントにより恋愛の進行がよく分かったのだが。 
 -  その分恋人期間などの共通の恋愛イベントは多くなっているのだが、共通なのでやることは全キャラほぼ同じである。 
  
   -  結婚イベントにおいて婿候補は全員プロポーズ(承諾するとそのまま結婚、保留にしても後で結婚可能。)してくるのに対し、嫁候補で逆プロポーズしてくるキャラクターはごく一部にすぎない。 
  
   -  その他イベントの問題点。  
 -  全体的にイベントの進行が遅い。少しの会話で次の日に持ち越されるイベントが多く、終了までに数日程度かかってしまう。 
  -  イベントの中には翌日の19時以降を完全に潰す上に何度でも発生し、しかも関わるキャラが無闇に多いというトラップのごとき物もある一応、この依頼を断るという選択肢はあるが、その場合は翌日に同じ依頼が発生するので何時かは受けなければいけない。 
  
   
  UI関係 
  -  モンスター小屋の管理の改悪。 
 -  これまでのシリーズ作品では全てのモンスターに農業の手伝い指示を出すマネージャツールが存在したが今作では存在しない。 
  -  そのためモンスター一体一体にわざわざ指示を出す必要が発生してしまう、畑が1マップで無くなった弊害だろうか。 
  -  しかもモンスター小屋は従来の1つから最大5つまで拡張できる畑1つごとに2つづつ,最大10個の小屋に別れることに、小屋1つには入れるモンスターは限界があるので管理が更に面倒臭くなってしまった。 
  
   
  -  装備変更・アイテムボックスの煩雑化。 
 -  装備変更やアイテムボックスを開く際に一々選択肢が発生し、これらの行動がワンテンポ遅くなってしまう。これらの行動は過去作ではワンタッチだったのだが。 
  -  アイテムボックスは新しく追加されたぶっこわす・家具移動との兼ね合いだろうが装備変更は特に変わり無いのでこの仕様変更は理解しかねる。 
  
   
  -  アイテムスタックの変更。 
 -  アイテムをスタックする際同じアイテムはレベルごとにしかスタック出来なかった過去作と違いレベルを無視してレベル降順にスタックされる。この状態で特定のレベルのアイテムを取り出すのには一々スタックを解体する必要がある。 
  -  装備品に加えて料理アイテムもスタックされなくなった。アレンジにより同名の料理でも効果が違うものを作れるようになったためだろうが、バターやジャムなどの中間食材も料理扱いでスタック出来ない為、これらを使った料理を量産しようとすると大量のこれらのアイテムがアイテム欄を埋め尽くすことになる。一度に大量のアイテムを生産出来るようになっただけにチグハグ感が湧いてしまう。 
  -  本作では出荷箱も収納系の家具同様中身を出し入れできるようになったのだが、そのため大量に料理や装備品を作ると収納枠が足りず1日では出荷しきれなくなってしまうことがある。 
  
   
  3部 
  -  シナリオでの3部は様々な面で問題点が多い。 
  -  前述の通りランダムイベントのせいでまず発生させること自体が至難の業である、シナリオの内容的に2部終了後すぐに発生されても余韻もへったくれも無い内容であるのだが。 
  
 | + |  しかしそのシナリオ内容は……  |    簡単に説明すれば「未来への方向性を示しそれへと進もうとしていたのにわざわざ旧態依然に逆戻り」である。1・2部、特に2部の内容を全否定してしまった。    | 
  -  マップもボスも使い回しだらけでマップ構成も単調であり、さらには敵の強さがやっつけレベルのパワーインフレを起こしている。 
 -  階層1つ上がるだけで防具が産廃になるのは日常茶飯事。今まで育ててきた仲間モンスターも3部のモンスターを仲間にしたほうが明らかに強く、育成が無駄になってしまう。 
  -  そして行く手を阻む即死トラップ。(実際には高ダメージトラップ)一応属性ダメージであるため属性軽減装備を装備すれば突破出来る。過去作では余り使われなかった属性軽減装備をどうしても使わせたかったのだろうか? 
  
   
  -  シリーズではレベルよりも装備が重要であったのだが今作ではそれが顕著に。全体的に 装備を変えて物理or魔法で殴るゲーム と化してしまっている。 
 -  3部に突入するあたりから4~5桁のステータスで殴り合うゲームと化す。それについていけない装備はどれほど2部までで活躍した装備であろうとほぼ戦力外になってしまう。
逆に言えば、極端な例ではあるが、装備さえちゃんと作ればレベル1ですらクリア可能。それ程に装備が全て。   -  どんなにレベルを上げても装備が貧弱では殆ど戦えないためレベルを上げて育てる楽しみがない。相当にレベルを上げれば話は別だが…。 
  -  過去シリーズでも装備重視だったとは言え、ここまでする必要があったかは疑問が残る。 
  -  一応、前作では高レベルの隠しダンジョンでは即死一辺倒になりがちだったものを、まっとうに装備などでステータスを上げて受けることも十分可能になったという点では評価点ではある。
そもそも本シリーズのゲームデザイン自体が、レベルよりも鍛冶などの生産系スキルを上げて装備を整えることが優先されるものであることにも留意されたい。  -  下位装備の見た目が気に入ったプレイヤー向けに、上位装備の性能を下位装備の見た目に引き継がせることも可能になっている。スキルLv90武器の性能を持った初期レベル武器といったものすら作れる。 
  
   
   
  -  そして苦行の果てに待つラストが余りにもあっさりし過ぎている。スタッフロールも無く、「え? これで終わったの?」と思えてしまう程。 
 -  元々シナリオは2部で一応の決着が付いており、3部はその結末に納得できなかった人のためのオマケ、エピローグとしての側面が強い。 
  -  ただクリアすると非常に強力で人気の高いキャラが仲間に加えられるようになるため、人によっては見逃せない要素なのが痛い。 
  
   
  その他の問題点 
  -  序盤~中盤にかけて自由度が非常に低い。 
 -  前述したようにアンロックだらけのシステムのせいで常に行動が制限され、できる事が非常に少ない。死のうものなら有り金を殆どふんだくられ行動がろくに出来なくなる。仮に攻略を進めてしまうと今度は急かされるシナリオが始まり、まともに農業鍛冶をやる暇は少なくなってしまう。シナリオを進めないと登場しない結婚候補も存在する。 
  -  しかし上述した様に進めないといつまでたっても出来る事を増やせない。 
  -  ダンジョンの攻略も序盤は1つしか入ることが出来ない。そのため攻略も一本道臭が漂ってしまう。3では序盤から終盤のダンジョンに顔を出す事が出来たのだが…… 
 -  しかし困った事にそこをさっさと進めてしまうととても大事なキャラの会話が固定化されてしまうという悲惨なバグに遭遇するハメになる。 
  
   
   
  -  主人公の王子(姫)設定が、とあるキャラクターの存在により序盤から完全な死に設定となっている。王子(姫)らしいイベントも全く無し。 
 -  舞台は一王国のとある地方都市であり、王族も別に存在しているので、王子(姫)設定は肩書きだけであり、王子(姫)である必要性が無い。 
  
   -  畑のマスが従来の3×3から2×2に変わっているが、アイテムのスタックは9個のまま。そのため、種をチャージで一気に蒔くと1個余るようになってしまい、若干不便になってしまった。 
  -  競技系の大会で一度優勝すると、翌年からは住民が高得点を叩きだすようになり、以降の優勝が難しくなってしまう(優勝ラインの上限が上昇する形なので、運が良ければ優勝できる)。 
 -  しかし釣りの大会ではあるキャラクターが1年目から高得点を叩きだすので優勝はほぼ運ゲーである。
  -  また、そのキャラクターは優勝ラインの上限があがると「システム的にプレイヤーが追いつけないスコア」を叩き出してくることもあるという徹底ぶり。 
  
   
  -  不遇な釣り要素。 
 -  今作での釣り要素に対する風当たりは非常に強い。スタッフは『3』が農業抜きで釣りだけで稼げたのがよほど気に入らなかったのだろうか? と思えてしまう程である。 
 -  前述したようにあるキャラが無双するため大会では優勝しにくい。 
  -  ゴミ類の出現率が大きく上がり、連続でゴミが釣れる事が多い。 
  -  意図的にルアーから離れる行動を取る様になり、一回に時間がかかる様に。 
  
   -  魚料理のレシピが改悪。 
 -  料理レベルが上がったにもかかわらず出荷額が大幅に減額。 
  -  過去作は魚単体で出来ていた焼き魚系料理が今作ではとあるアイテムが1つ余分に必要になる。 
  -  サイズが可変になったため魚もスタック出来なくなった。 
  -  オーダーにより魚屋を呼び出すことが出来、これは今まで出荷済から未出荷の物まで全種類の魚を販売してくれる。 
  -  釣り限定かつ、出荷しても買えないアイテムが存在するが、確率が低い上に場所も限定。 
  
   
   -  上述した通り、釣り一つだけとは思えない量の仕様変更っぷり。 
 -  魚影が見えない壁に引っかかり動けないバグまで存在する始末。勿論、動けない=ウキに食いつかない=釣れない。 
  
  -  これらの過剰なテコ入れが原因で今作の釣りは稼ぎ目的はおろか、プレイする上で殆ど利用する必要性が無く、釣りをするにしても大会か、釣り限定アイテムかの二択である。 
 -  そもそも前作『3』の釣りにおいてまずかったのは「任意で好きな魚を釣り放題」だった事で釣りのシステム自体に問題はなかったのだが、何が悪かったのかを理解出来なかったのだろうか。 
  
   
   
  -  農業全般が相変わらず不遇 
 -  作物の出荷額が上がり、デカ作物を作れる等で農業面における利点の改善を図っているがそれでも農業の利点が少ない。 
  -  今作では特定の依頼を達成することで、出荷済みの作物を購入できるようになる。しかもレベルはこれまでに出荷した最高レベルで固定され、レベルが上がっても購入額は変わらない。農作物は自分で作るもの、という牧場物語関連シリーズの根底を揺るがす仕様である。 
 -  作物レベルを上げて出荷すれば店で幾らでも買い放題で、高価な料理は作物の数十倍の値段で売れる上、今回は自分の店で更にボーナスを付けて売り捌く事が出来る。その為今作では日に億単位で稼げるなど前作よりも更に酷い有様になっている。 
  -  一応作物レベル上げに関しては農作業が絶対に欠かせないので農作業自体が不要、というわけではない。ただ、作物レベルを上げきったら手間をかけて作物を育てるよりも買って料理して出荷するほうが手っ取り早い。 
  
   -  作物を育て収穫することで土壌が成長するというシステムが導入されたが成長が極めて遅く、余程狙わなければまず利点は感じることが出来ない。基本的に土壌関係は「農薬で全て解決する=金で解決する」ので成長させる理由が自己満足以外にない。 
  -  デカ作物と呼ばれる、畑のみで作れて尚且つ店で買えず出荷額も高い、という物が追加されたが序盤では薬頼みな為出費が嵩みすぎて作るのが大変、後半になれば幾らでも作り放題だが特定の用途と一部の調合以外に使い道がない為、その頃にはプレイヤーが作る必要が無いとチグハグになっている。 
  -  作物や花に様々な効果が追加され、装備強化の素材としても使えるようになったのだが、殆どがモンスター素材の劣化だったり、装備強化の仕様上数多く使えない等ごく限られた物以外殆ど価値がない状態になっている。 
  
   
  -  上級レシピパンの仕様改悪。 
 -  『3』ではレシピパンで全てのレシピを入手することができたのだが、今作では高ランクのレシピは終盤ダンジョン・依頼・上級レシピパンのみの入手である。 
 -  このうち上級レシピパンは隠しダンジョンのボスのドロップであるのだが、上級農具レシピパンだけは下級農具レシピパンだけで全ての農具のレシピが賄えるため、全くの産廃アイテムとなってしまっている。
  
   -  これらの高ランクレシピのアイテムを活用しないと3部や隠しダンジョン奥部はとてもではないが突破出来ない。そのため3部を突破するために本来クリア後要素であるはずの隠しダンジョンを攻略するという本末転倒な事態になってしまう。 
 -  前述の通り、3部の存在自体が2部でエンディングを迎えた後の追加要素と見ることも出来るので必ずしもおかしな仕様という訳では無い。 
  
   
   
  -  水着立ち絵、パジャマ立ち絵のデザインが使い回し、それどころか手抜きレベル。  
 -  水着、パジャマの立ち絵が、キャラによっては見た目がただ色を変えただけになっている。立ち絵自体も首の部分が若干異次元絵になってしまっている。 
  -  過去作の水着立ち絵には拘りが感じられたのだが、今作は余りにも残念なクオリティである。
  
   
  総評 
  -  システムが全体的に洗練され、より遊びやすくなり、女性主人公の実装や婿候補の登場により女性にも遊びやすいゲームとなった。 
  -  しかしその一方で、嫁候補の数は減少し、シリーズお馴染みと言える要素が削られてしまい、そのことに不満を持つファンも存在する結果となった。 
  -  また、過去作からの改悪や、前作では無かった取り返しがつかない程の危険なバグ、グラフィックスや、男女主人公の汎用テキスト流用による違和感、立ち絵の手抜きなどなど… 
  -  風呂敷を広げ、遊べる要素を増やした分、一つ一つの作りが雑で劣化してしまっている部分もあり、前作の完成度の高さ故にシリーズ経験者のファンからは納得のいかない部分が多い作品となった。 
  -  とは言え、作品単体で見れば良作である事は間違いなく、戦闘・農業・恋愛など遊べる要素は非常に多彩。細かなチュートリアルや難易度調整などの親切設計もあり、シリーズ初心者でも安心して遊べる出来となっている。 
  
 
 
  余談 
  -  コミカライズが雑誌「電撃マオウ」で展開され(既に終了)作品中のあるキャラをベースとしたオリジナルキャラクターが登場しているのだが、本作で特定の条件でそのキャラクターを見ることが出来る。 
 -  女性の感性が溢れる作品であり、夢小説などに耐性の無い男性は注意が必要。 
  
   -  5周年記念作品ということで、ある場所でファンが書いたオリジナルイラストを鑑賞できるファンサービスが実装されている。 
 -  過去作のキャラクターも参戦しての壮絶なネタ合戦はシリーズファンなら必見である。 
  
   -  雑誌ニンテンドードリームでのはしもと氏へのインタビューで「フロンティア」「オーシャンズ」に登場したものの結婚不可だったキャラクターが嫁候補として登場する予定だったのだが削除されていたことが明らかになった。 
  -  2013年11月29日に開発元のネバーランドカンパニーが破産申請・全事業停止。 
  -  2018年でもニンテンドードリームなどでの漫画連載や後述の廉価版の発売など、何かしらの展開は続けられていた。 
  -  「Nintendo Direct 2019.2.14」にてNintendo Switchで『ルーンファクトリー4スペシャル』及び『ルーンファクトリー5』が発表された。 
  
  価格など 
  -  本作の販売本数20万本突破を受けて、2014年4月23日~同年5月7日にダウンロード版半額セールが実施された。 
 -  2015年9月16日には25万本を突破。再び半額セールが実施された。 
  
   -  発売前後に「ニンテンドードリーム(ニンドリ)」誌で本作の紹介漫画が連載されていたが、連載終了から2年近く経った後、2014年7月発売のニンドリに付録小冊子として全話再録された。『フロンティア』のキャラもゲスト出演している。 
  -  2016年4月7日には、5,200円で公式ガイドブックが付属する『ルーンファクトリー4 ガイドブックパック』が発売された。 
  -  2017年10月26日に『ルーンファクトリー4 ベスト・コレクション』として3,218円に価格改定され、更に限定版として前作『3』やオリジナル・サウンドトラックが付属した『プラチナコレクション』が発売された。限定版とはいえ2017年にニンテンドーDSのソフトが再販されるのはかなり異例である。 
 -  前述したように後期出荷分で修正されたバグもあるので、確実に修正されているDL版の購入が推奨される。