トップ > 中日スポーツ > 大リーグ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【大リーグ】

大谷ウズウズ…「外で打ちたい」 2日連続“置きティー”

2019年2月25日 紙面から

練習を終え、取材に応じるエンゼルス・大谷=テンピで(共同)

写真

 【テンピ(米アリゾナ州)小林信行】昨年10月に右肘手術を受け、打者で復帰を目指すエンゼルスの大谷翔平選手(24)が23日、2日連続でティー打撃を行った。昨年9月30日の公式戦最終戦以来、5カ月ぶりの基本練習。「打感も良かったですし、外でフリー(打撃)したいなという気持ちになる」との本音に順調ぶりがうかがえた。

 自然と表情がほころんだ。昨年9月30日の公式戦最終戦以来、5カ月ぶりに再開したティー打撃。「前進したな、ということで良かったかなと思います」。ティースタンドに置いた球を打つ基本練習も大谷にとっては大きな大きな一歩だった。

 スイング数は前日の20から25に増えた。力の入れ具合は「ほぼ思い切り」だ。「打った時に不安がないかどうかが一番。ほぼ不安なくできた」。

 ボールを置く位置は低めが基本。使用するバットは昨季の打撃練習時と同じメープル製。「打感もよかったですし、できれば外で、やっぱり、フリー(打撃)したいなというのはある」。ちらりとのぞかせた本音はリハビリが順調に進んでいる証しだ。

 今季は打者に専念することが決まっている。首脳陣は5月復帰の見通しを立てている。今後の練習メニューは1週間をめどに進行していく。「できればもっともっと上げていきたいなという気持ちはあります」と話す大谷の次のステップは、下からトスされたボールを打つ練習だ。

 「極端に言えば、明日のメニューをしっかり消化するっていうのが一番の目標」。笑顔の大谷が自分に言い聞かせるようにそう言った。

 

この記事を印刷する

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ