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【プロ野球】

巨人・大城、正捕手獲り宣戦布告! 地元那覇で劇的逆転3ラン

2019年2月25日 紙面から

巨人-日本ハム 8回裏1死一、二塁、左越えに逆転3ランを放つ大城=那覇で(武藤健一撮影)

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◇オープン戦 巨人3-2日本ハム

 巨人は正捕手を争う大城が逆転3ランを含む2安打と強肩でアピール。投手では3年目左腕の大江が好投した。日本ハムは開幕投手に決まっている上沢が3イニング無失点。移籍の金子も2イニング無失点と好投し、新外国人の4番・王柏融は3回に先制打を放った。

      ◇

 地元出身選手の劇的な一発に、ファンの大歓声と指笛がしばらく鳴りやまなかった。巨人の大城卓三捕手(26)が24日、オープン戦の日本ハム戦(那覇)で0-2の8回1死一、二塁から左翼席に決勝の逆転3ラン。那覇市出身の左打者は「つなぐつもりで打席に立った。最高の結果になったのでよかった」と声を弾ませた。

 観戦に訪れた両親の前で大活躍した。6回無死で小林の代打として登場し、右前打。課題の守備でも、8回に代走・杉谷の試みた二盗を完璧な送球で刺した。チームにオープン戦初勝利をもたらした神奈川・東海大相模高-東海大の後輩に、原監督も「地元のファンの方が打たせてくれたのかな。スローイングも非常に良くなっていますね」と目尻を下げた。

 ドラフト3位で入団した昨季は83試合に出場。今年の宮崎キャンプは2軍スタートながら、3日の紅白戦などで活躍して昇格を果たした。ポジションを争う相手は捕手に復帰した阿部、抜群の強肩を誇る小林、FA加入した炭谷と強者ぞろい。それでも「3人とも素晴らしい捕手。アピールするしかない。今後も頑張ります」と一歩も引くつもりはない。地元の後押しも受け、レギュラー定着へ最後方から一気にごぼう抜きしそうな勢いだ。 (小林孝一郎)

 

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