【ドラニュース】根尾、プロ初のベンチ入り2019年2月25日 紙面から
右ふくらはぎの肉離れから復帰を目指す中日ドラフト1位・根尾昂内野手(18)=大阪桐蔭高=が、25日の練習試合DeNA戦(読谷)でベンチ入りすることになった。2軍本隊に加わりメニューを消化する姿を見た上で、小笠原道大2軍監督(45)が明言した。出場することはないが、間近でプロの野球を感じる機会が巡ってきた。 順調な回復ぶりを認められたからこそ居場所が与えられた。25日に読谷球場で行われるDeNAとの練習試合。根尾がプロ入り後初めてベンチ入りする。明言したのは小笠原2軍監督だ。 「一通り動きは見て問題はないようだった。あす以降も本隊と一緒に練習するだろうし、加わった以上はベンチで試合を見させるつもりでいる」 リハビリからの卒検として迎えたこの日。雨の影響で一部の練習は球場近くの体育館になったものの個別練習以外は2軍本隊と同じメニュー。右足だけで立つ動作も湿った土の上でのノックも難なくこなした。本人も「全然問題なかったです」と強調。まだ急激に強度は上げられないが、25日以降も全体練習に参加しながら様子を見ていくことが決まった。 また一つ段階を踏んだ18歳に、小笠原監督が送ったご褒美がベンチからの眺めだ。「今後自分が戦う場所を見て何か感じてくれたら。僕の隣で見なさいとかは言わないし、自然のまま見てほしい」と期待を寄せる。試合に出場することはないが、刺激になることは間違いない。 この日だけでなく今年は天候に恵まれず「沖縄に来てからずっと雨が降ってる…」。特にフリー打撃やベースランニングを再開する予定だった大事な日が雨に見舞われ、チームメートやスタッフから「雨男は根尾」といじられる始末。「これまでは雨男と言われたことはなかったのですが…。明日は雨が降らないように願ってます」と苦笑いを浮かべ球場を後にした。 (長森謙介)
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