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【芸能・社会】

「西野七瀬を生きていく…」 地元大坂で乃木坂卒業コンサート

2019年2月25日 紙面から

卒業公演で、場内をフライングし高々と舞い上がった西野七瀬

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 昨年いっぱいでメンバーとしての活動を終了していた乃木坂46の西野七瀬(24)が24日、地元である大阪・京セラドーム大阪でグループの一員として卒業コンサートを開催、集まったファン5万人に別れを告げた。

 会場とライブビューイングで計15万人のファンが登場を待ちわびる中、西野はオープニングに1人でステージに登場。乃木坂のヒット曲「気づいたら片想い」をアカペラで歌い始めると瞳を潤ませ、ほかのメンバーが続々とステージに登場して公演は幕を開けた。

 地元がい旋とあって、西野は序盤から「大阪、声出てるか~!」とファンをあおるなどノリノリ。客席が西野のカラーの緑色のペンライトで埋め尽くされる中、装置を使ったフライングで場内を縦横無尽に飛び回った。

 Wエースとしてグループを引っ張ってきた白石麻衣(26)との初のユニット曲「心のモノローグ」、昨年まで「日本レコード大賞」を2連覇した曲「インフルエンサー」「シンクロニシティ」などを披露した。

 アンコールのMCで西野は「自分にとって乃木坂というのがたとえようもない大事なものになっていたのを、ライブが始まる寸前に自分の感情で気づかされました」と胸中を吐露。涙を流しながら「乃木坂の7年間、みなさんの声がすごい力になりました」。今後については「乃木坂46の西野七瀬じゃなくなりますけど、西野七瀬を生きていくので、みなさんの応援の仕方でそっと私のことを見ていてくれたらうれしいと思います」と呼び掛けた。

 「ずっと楽しかったよ。出し切った」と公演を振り返った西野。自身がセンターをつとめた卒業シングル「帰り道は遠回りしたくなる」を歌い終わると、ファンが一斉に「ありがとう」などと書いた紙を掲げた。西野は感激の面持ちでメンバーたちとハイタッチ、白石と抱き合うと、アイドル生活に別れを告げた。全47曲、ラストはソロ曲の「光合成希望」だった。

◆ライブ4日間で20万人動員

 乃木坂46はメジャーデビュー日(12年2月22日)を記念したアニバーサリーライブを21日から24日まで京セラドーム大阪で開催。4日で計20万人を動員したが、公演チケットには21日から23日までが50万件、24日には50万件の計100万件の応募があった。24日には全国218の映画館で10万人がライブビューイングで観覧したが、こちらにも20万件の応募があった。

<西野七瀬(にしの・ななせ)> 1994(平成6)年5月25日生まれ、大阪府出身。身長159センチ。愛称はなーちゃん、ななせまる。2011年8月に1期生として乃木坂46加入。これまで発売された全22枚のシングルで選抜入りし、現役メンバー最多のシングル7作でセンターをつとめた。15年4月からファッション誌「non-no」(集英社)の専属モデルでもある。血液型はO。

 

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