女性ならお琴、男性なら尺八がいい! ~ 和楽を身近に楽しみませんか?
『春の海』で世界的に知られる琴奏者兼作曲家 宮城道雄(1894-1956。詳しくは上画像クリック)。写真はずっと前にブックオフで見つけた豪華解説付の2枚組レコード。大変な掘り出し物だと思いますが、なんと百円で売ってました。
他にも、ここに張ってある『讃歌』の作曲者沢井忠夫(詳しくは右画像クリック)の合奏団演奏の、今は廃盤で入手不可能な子供向け筝曲集も百円で買いました ^▽^)
最近はCD買うより、レコード買ってCDに落として聴くことの方が多いです。そっちの方が音が太いし、盤の状態にもよりますが、小さな音もアナログ・レコードの方がずっときめ細かく広い帯域で再現されてることに気づいたからです。
CDを買ってこれまで処分してしまったレコードが結構あったのですが、最初からCD買わないでレコードからCD作成してればよかったと思ってます。お金もかからないし、よりいい音で聴ける。CDにはないプチプチ音があっても、そんなものはレコードをずっと聴いてると全然気にならなくなる。それより原音に近いズ太い音で聴けるのが何よりいい。しかもレコードだと、今では貴重な盤が信じられないほど安い値段で売ってることも多いです。
筝曲は海外でも非常に人気があるのに、筝曲の作曲家は全然日本の教科書に掲載されてませんよね。宮城道雄の世界なんて、まるでバッハのように複雑で計算された音の世界が繰り広げられます。あの『春の海』の初披露は、なんとフランス人ヴァイオリニストとの共演で発表されたんですよ(1929)。
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(2014.11.19)
邦楽、筝曲好きの方の間で人気、東大卒の琴奏者 作曲家 水野利彦氏の楽曲群。先日行った琴筝演奏会でも、この曲が弾かれてました。プログレやワールドミュージック好きな方も、きっとお気に入りになると思いますよ。下の動画は外人ですが、先日の私が見た演奏では皆さんきちんと和服でやられてました。
古筝五重奏 『炎』 作曲:水野利彦 Guzheng Quintet ‘Burning Fire’
from Nanyang Academy of fine Arts Lee Foundation Theatre(2009)
このエキゾチックな曲は「水野利彦 コレクション4」に収録されてます(詳しくは右上画像クリック)。YouTubeでは日本人の演奏は見つかりません。これはシンガポール人の演奏のようです。外国人が、普通の日本人なんて誰も知らない日本人の作った曲をこんなに見事に演奏してくれる。素晴らしいじゃありませんか。負けるな日本人!
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(2010.9.21)
琴筝の演奏会に行ってきました。
市内の教授所の方々の皆さんで、特段上手な方が集まっていたわけではありませんが、演奏者は皆さんキッチリ和服を着られていて、それを見ているだけでも、大変な安心感がありました。
中には小学生の出演者もいて、その娘もきっちり和服を着ていたのには頭が下がります。
最近の琴筝の演奏会とかでは、なんか派手なお色気ある衣装でやる奏者が多いようですが、それはやっぱり邪道だと思います。どうせ左翼の暗躍のせいでしょうが。
やはり琴の奏者の身のこなしや作法、和服を着ているからこそ映えるのです。
日本人の伝統的価値観である、控えめで謙虚な態度で挨拶される和の精神あってこそ、本物の伝統芸能といえるのではないでしょうか。
ただ演奏すりゃいい、テクニックさえあればいい、というのとはワケが違うと思うし、終わった後ガッツポーズとるなんて論外、こういう奥ゆかしさある日本的価値観というのが本来、相撲などの精神にも直結していたのだと思います。
強けりゃいい、うまけりゃいい、速けりゃいい・・・それさえあれば、後は何やってもいい・・・ってのは、やはり日本的価値観ではないはずです。
日本に愛着を持たせる音楽は、何も軍歌のような右翼的なものばかりではありません。
右翼的なものに抵抗あったり、能や雅楽はちょっと難しすぎるという方にも、筝曲はヒーリング効果もあって大変オススメです。。
だからこそ筝曲のような音楽こそ、最も馴染みやすいポピュラーな日本的音楽だと思います。
私の母はお琴を少しやってたので、実家にも子供の頃から琴があって、実は私にとっても馴染みある楽器でもあります。
ウチに娘がいたなら、ぜひシッカリしたところで奏法を身に付けさせたいところ。
女の子がいるようでしたら、ぜひやらせてみてはいかがでしょう。
大人の女性だって、ちょっとうまくなれば、茶道や華道とかより、やってて花があると思いますよ。
お琴から入れば、必ず茶の湯とかにもつながってくと思いますし・・・
男性だったら、やっぱり尺八でしょうね。
今日の演奏会でも、尺八との合奏がいくつもありました。
尺八だと手軽に持ち運べるし、どこででも演奏できるし、地味ながらも日本的で素晴らしい楽器ではないでしょうか。
最近の演奏ではなく、70年代の名演奏が集められた最もオススメなベスト盤CDです(詳しくは左画像クリック)。
箏演奏 『千鳥の曲』 作曲:吉沢検校 演奏:吉原佐知子
吉沢検校とは幕末に活躍した盲人の音楽家。筝曲の代表的作曲家の一人で、「明治新曲」と呼ばれる曲群のこの一曲の海辺の描写的表現は、後に生まれた最も知られた筝曲「春の海」(宮城道雄)を予見させるものがあるといわれてます。
箏演奏 『讃歌』 作曲:沢井忠夫 演奏:吉原佐知子
あまりの美しさに、本当にウットリしてしまいます。
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(2011.11.7)
秋は文化イベントが多く、筝・三絃(三味線)・胡弓に尺八の加わるいわゆる三曲演奏会に行ってまいりました。
皆様の市民会館とかででも、この時期は発表会を兼ねて良質な無料演奏会とかやってるところも多いのではないかと思います。
右写真は中学生のグループですが、きちんと和装されてる娘さんもいたし、若い女子小中学生たちのグループも結構出ていたので喜ばしい限りでした。こういうのに興味を持つ日本人がいなくなれば、日本文化は本当に死んでしまいます。もっとこの種のものに拘って身近に楽しむ日本人が増えなければなりません。下らないアニメばかり見たり、品の悪いファッションに毒されたりせず、こういうのを見て、本当の日本の美を感じ取れるようになれるかどうかは、非常に大きなことなんです。ただ、詳しいことは書きませんが、正直、子供たちが演奏の選曲には不満がありましたが(苦笑)。
特に10代20代の若い人は、こういうのにもっともっと興味持ってほしいです。この手のイベントに観客がいっぱい集まるようなってほしい。もちろんうちの子は、こういうのをチョコチョコ見てるので、日本人としてきっと身近には感じてると思います。
これは、前に私がTwitterで書いたつぶやきから。
「伝統的な邦楽・雅楽を聴き始めるなら、ポピュラー系が好きだった人なら、まずは琴筝からが馴染みやすく入りやすい。そして民謡、それから日本で最も古い雅楽。もっと行けるなら尺八から琵琶、そして謡曲から長唄まで。謡曲は楽器が出来なくてもいいので誰でもその気になればたしなめるしカッコいいよ」
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(2012.5.30)
今の私が最も和めて大好きな音楽が筝曲ですが、先日も聴いてまいりました。こういうのやられる子供たちがいるなら、特に女の子なら、きっと幸せな家庭を築けるだろうって思ってます ^▽^)
実は出演者の中に子供と同じ保育園だったところのお母さんもおられるのですが、その方のシッカリしたことといったら・・・言葉づかいから子供との接し方・躾け方、他のママたちとは違いますからね。箏、三味線とも弾いておられますよ。
一つ言っておくと、躾にうるさい親御さんはやっぱり口うるさいと思います。子供が幼少期からそういう環境にいるかどうかは結構、大きいでしょう。ちょっと大きくなったあとでそういうこと言われだしても子供は言うこと聞きませんからね。
ここのビデオ見れば筝曲のよさがわかると思います。『讃歌』なんて特に。ぜひ一度聴いてみてください。
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