東大理Ⅲの特徴は、科目数の多さだ。
東大理Ⅲは2次試験にも国語があるため、オールマイティーな学力が要求されると思われがち。しかし、国公立大医学部に記述の国語が加わっただけなのでそんなに負担が大きいわけではない。むしろ東北大医学部みたいな点数化された面接がある方が対策が立てにくい分かったるい。東大理Ⅲはセンター試験でそれほど高い点数は要求されないので、東大対策に絞って勉強すれば負担を大幅に軽減できる。
とは言うもののスタートから全科目同時進行で進めるのはムダが多過ぎる。特に国語や社会をスタートから勉強するのは単なるムダ勉だ。国語は秋から、社会に至っては年明けからでもいい。
そこでまず最初に取り組むのは英語・数学のみ。他の科目は一切やらない。そして英語は今4技能が話題になっているが、最初に勉強するのはこのうちの1つだけ。それは「読む」ことだ。作文・リスニング・文法、やりません。
理科の経験値が異常に低いため英語より理科を先にやるべきだと思うかもしれないが、理科は数学を仕上げてから取り組むのが鉄則。数学を仕上げてから理科を勉強することで効率は一気に上がる。それに理科は単元が少ないので集中学習で一気に基礎を固めることができる。
東大理Ⅲ志望だからといって、全ての科目を満遍なく勉強しなければいけないわけではない。むしろ、東大理Ⅲを目指すからこそ科目によって強弱をつける必要がある。全てをいきなり全力でやろうとする受験生は、秋以降確実に失速する。夏まではA・B判定を連発していたのに、秋以降D・E判定しか取れなくなり不合格となった受験生はザラにいる。完全な戦略ミスだ。