~STORY~

 カーレース会場で謎の追突事故が起き、女性レーサーが不慮の死を遂げた。
 レーシングカーのメンテナンスには異常はなく、事故原因は謎のまま。
 命を落とした女性レーサーの恋人でありエンジニアが不審に思い、エンジェルに
 真相究明を依頼する。
 レーサーに扮して内部事情を探り出すエンジェル達だったが、
 調査を進めるうちに意外な事件の線が浮上してきた…



 さて、映画版の「チャリエン」を見てこちらのTVシリーズを見た方は、
 「?」と思われたのではないでしょうか。
 映画版では、もっとスケールが大きくて「事件」というより「ミッション」といった雰囲気
 でしたが、TVでは警察が介入し難い現場へのおとり捜査や、行方不明者の捜索依頼を
 進めるうち、犯罪組織に辿り着き…といったパターンが多いです。

 これも、その一つ。

 この事件も、男女のもつれが殺人にまで及んだのかと思いきや…、な展開ですしね。

 今回のエピソードは、DVD、ビデオ共に収録されています。
 私はDVDを持っているので、すでに何回かこのエピを見ていますが、
 日本語のセリフと英語のセリフでは多少の違いがあります。
 他のエピでも、そういうのがあればご紹介しますね。

 例えば今回のの場合。

 レース会場に伝道師父娘として潜入したボスレーとジル。
 お布施をもらって回るジルに、ターゲットの1人と交わす会話の中に

 「御利益はあるのかい?」
 「エンジェルが降りてきてアナタに愛を語ります」

 というのがありますが、この日本語台本のやりとりも素敵なのですが、
 英語のセリフだと、もっと直接的で、
 
 「スリーサイズは?」
 「88-60-80よ」

 うーん、………あながち嘘でもなさそうだ……

 
 だけどこのエピで最も体を張ったのは、やっぱサブリナですね。
 何かもう、のっけからチャーリーに「サブリナはレーサーに扮してレース会場に乗り込むこと」
 なんて、直々の御指名のうえ、「まさか本物のレースには出ないでいいんでしょう?」と
 さんざん念を押して、尚且つ「そこまでする必要はあるまい」って言ってたのに…

 チャーリー、間違いなく出す気でいたろ、レース。

 いや、そこまで見込んでいたと見た。サブリナも可哀想に(笑)。
 
 ちなみに犯人グループの主犯の1人の声を担当してるのが、次元の声を担当してる
 小林清志氏でしたね。
 チャリエンが本放送されていたのは日テレだったから、その流れでこういう吹き替えも
 してたのかな(ルパンも日テレだし)。彼は今も次元のみならず、沢山のテレビやCMで
 ナレーションをやっていますが、今も昔も声質が衰えていないのはすごい!

 ……あ、ケリー。うーん、今回の話、あんまケリーが目立ってなかった気が…。
 思ったのは、ラスト間際でケリーが着ていたタンクトップ、あれがなかなか可愛かったです(笑)。

 って…、そんだけかよっ!!