ダムカレーとは

ダムをモチーフにしたカレーです。
ごはんは堰堤、カレールーは貯水池を表現しています。
2009年ごろから全国的に増え始めました。

アーチ式ダムカレー

ところでダムとは何なのでしょう。
じつは、ちゃんと説明できるかたは意外に少ないと思います。

ダムとは、水を堰き止める構造物を指します。
貯水池をダムだと思っているかたも多いと思いますが、それは大きな間違いです。
貯水池はダム湖よ呼ばれるもので、その貯水池を形成するために造られた、コンクリートなどの構造物をダムと呼ぶのです。

ダムカレーはその名の通り、貯水池ではなく、それを堰き止める構造物、いわゆる「ごはん」の形がメインとなります。
ということで、ダムカレーは、ごはんの構造をメインにお楽しみいただくカレーなのです。

 

ダムカレーの定義

ダムカレーには特に定義がありません。国内で販売されているダムカレーを大きく分類すると下記の様になります。

1.ダム近隣の飲食店で提供されているカレー

ダム脇のレストランなどで提供されているカレーで、かたちも全く普通のカレーですが、地名にちなみ、ダム名を冠にした名前となっているもの。
例)現在の小山ダムカレー

2.主にカレーであることをモチーフとしたカレー

ごはんがダムの形状になっているが、「堰き止める」というダムとしての機能を持っていないもの。下流側に副材などが盛りつけられていることが多く、カレーとしての造形美を楽しむことができる。当サイトでは「黒部系」と分類しています。
例)黒部ダムカレー
黒部ダムカレー

3.主にダムであることをモチーフとしたカレー

ごはんがダムの形状になっており、「堰き止める」というダムとしての機能も持っているもの。カレーとしての盛り付けは放棄されているが、ダムとしての造形美を楽しむことができる。当サイトでは「三州家系」と分類しています。
例)みなかみダムカレー
みなかみダムカレー