トップ > 中日スポーツ > ゴルフ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【ゴルフ】

今平がきた! 日本の賞金王急浮上20位で世界50位視野に

2019年2月24日 紙面から

第2ラウンド、通算2アンダーで20位の今平周吾=チャプルテペックGCで(共同)

写真

◇メキシコ選手権<第2日>

 ▽世界選手権シリーズ▽22日、メキシコ市、チャプルテペックGC(7345ヤード、パー71)▽晴れ、26度、南西7メートル▽賞金総額1025万ドル、優勝174万5000ドル▽72選手

 【メキシコ市=テッド・ムース】昨年の日本の賞金王、今平周吾(26)が5バーディー、1ボギーの67と4つ伸ばし、通算2アンダーで前日の47位から20位に上がった。松山英樹(26)=レクサス=は通算イーブンパーで28位、小平智(29)=アドミラル=は通算5オーバーで前日と同じ58位。今平と同じ67で回ったダスティン・ジョンソン(米国)が通算11アンダーにして首位。タイガー・ウッズ(米国)は通算5アンダー、トップと6打差の8位に浮上した。今大会は予選落ちなしで争う。

 「今回はちょっと手応えがありました」。今平は会心のラウンドに笑顔を浮かべた。前日は標高の高いコースに距離感が合わなかったが、一夜明けて修正。日本の賞金王は適応力の高さも見せた。

 特にパッティングがさえた。「ポンっと打つとボールがはねてしまうので、ゆっくり転がすようなイメージにした」。前半は11番で5メートルを決めて折り返し。2番パー4では低く出した第2打がピン上1メートルにつき、4番で4メートル、6番で6メートルをズバリ。最終9番は残り96ヤードを60度のウエッジで打ち、バックスピンで戻して1メートルに。バーディーで締めくくると大きな歓声を浴びた。

 4月のマスターズに特別招待で初出場が決まっているが、本人の目標は本来の出場資格である世界ランク50位以内に入ること。前週段階では65位だが、今週を好成績で終えれば、かなり現実味を帯びてくる。

 将来的には米ツアーのフル参戦を目指している。大物選手たちがこぞって出場している今大会は、力を試す格好の機会。「飛距離だと勝てない。コントロールと小技で勝負しようと思ってやったらうまくいった。流れがよければ、こんなスコア出るんだなって思った」。日本ツアーのエースには吸収することがいっぱいだ。

 

この記事を印刷する

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ