【芸能・社会】東山紀之VS中島健人、宿命の対決 フジ系ドラマ「砂の器」来月28日放送2019年2月24日 紙面から 松本清張さんの不朽の名作が原作の、フジテレビ開局60周年ドラマ「砂の器」が3月28日(午後7時57分から)に放送され、少年隊の東山紀之(52)が主演をつとめる。東山を「憧れの人」と公言する、事務所の後輩で初共演となるSexy Zoneの中島健人(24)、名優・柄本明(70)が脇を固め、名作を現代版にアレンジしている。 今作で東山が演じるのは、警視庁捜査一課の刑事・今西栄太郎。中島は世界的に評価を受け、若くして天才の名をほしいままにする高名な作曲家で殺人犯となる和賀英良。柄本は和賀の実の父親・本浦千代吉をそれぞれ演じる。 原作を現代版にアレンジし、舞台は2018年ハロウィーン当日の渋谷。撲殺死体が発見され、独自捜査に乗り出した今西。手がかりは被害者の東北訛(なま)りと、“カメダ”という言葉。それらを追跡していくと新たな謎が浮上する。 一方、周到かつ完璧な殺害後、協奏曲「宿命」の作曲に没頭していた和賀。しかし、運命の歯車は確実に狂い出し、秘められた過去の秘密が暴かれそうになる。 今作の最大の特色は、被害者を殺害したのは和賀であることを序盤に明かし、刑事・今西の捜査と、今西から見た和賀の日常を並行して描くスタイル。今まで映像化されてきた作品とは全く違うアレンジとなっている。 そして、物語の大きな軸は、今西と和賀の息詰まる心理戦。2人が対峙(たいじ)した時、物語は最高の緊張感に包まれる。また、物語のラストでは、和賀と千代吉との絆が描かれ、感動のクライマックスを迎える。 現在、撮影中。東山はこれまで何作か清張さんの作品に出演しているが、「『砂の器』は名作中の名作ですから、自分もこういう役がめぐってくる年になったのだなと感慨深いです。ぜひ大作にしたいと思っています」とコメント。 中島に対し、「今の彼にしか出せない輝きや苦悩があると思うので、どう表現するのか僕も楽しみ。彼が俳優として目指すべき道が見えてくる作品になると思います」と期待を寄せた。 中島は「東山さんと共演するのも“宿命”だと思っています。僕が一番憧れている…いや崇拝している先輩なので一緒にひとつの作品を作り上げるというのが僕の夢でした」と大喜び。原作の大ファンとあって、「命をかけてこの役を生きようと思っています」と意気込んでいる。 ◆映画版74年公開 丹波さんら出演「砂の器」は映画版が1974年に公開され、特番と連ドラ合わせ民放キー局で6回ドラマ化され、今回が7回目。 東山が演じる今西は、丹波哲郎さん、仲代達矢ら、中島が演じる和賀は加藤剛さん、中居正広ら、柄本が演じる千代吉は加藤嘉さん、原田芳雄さんらが演じた。
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