リーグ3連覇を狙う川崎はドロー発進だった。後半8分から4分間で3度の決定機を逃したのが響いた。GK林との1対1を阻まれた中村は「自分たちが決めていれば間違いなく勝てた試合。決めないといけなかった」と悔しそうだった。
新戦力の元ブラジル代表FWレアンドロダミアンはシュートゼロ。力強いポストプレーで攻撃の起点になりながら、ペナルティーエリア内の連係だけは微妙にかみ合わない。「どうやってスペースを見つけて使っていくか。良さを引き出せるように考えていかないと」とは中村。
ただ、マギーニョ、馬渡ら新加入組が適応力を見せ、家長、守田ら主軸陣の巧みなゲーム運びは相変わらず際立った。4年続けて勝っていた開幕戦の連勝こそ止まったが、今季もリーグ戦の大本命に変わりはない。 (松岡祐司)