【グラニュース】今年もジョー快幕弾 「ゲームをコントロールできた」2019年2月24日 紙面から
名古屋グランパスは鳥栖に4-0で快勝し、昨年に続き、白星スタート。昨季の得点王、FWジョー(31)が2得点の大活躍をみせた。4季ぶり復帰の松本は磐田と1-1で引き分けた。史上2度目の3連覇を狙う川崎はFC東京と0-0で引き分けた。6季ぶりに復帰した大分は藤本の2ゴールで昨季のアジア王者、鹿島に2-1で勝つ大金星をあげた。昨季のYBCルヴァン・カップの覇者湘南は札幌、横浜MはG大阪を下した。昨季2位の広島は清水と、天皇杯全日本選手権覇者の浦和は仙台とそれぞれ引き分けた。 背負った肩書が絶対エースをひと回り大きくした。ジョーが0-0で停滞ムードの後半18分、ペナルティーエリア付近でDF丸山の縦パスに反応してクルッと反転。左足を振り抜いてゴール右隅に決めた。「アウェー、そして開幕の緊張感の中でゲームをコントロールすることができた。勝ち点3を持って帰れます」。同32分にはDF吉田のクロスをヘディングでたたき込み、2得点目を挙げた。 昨季得点王で副主将。速さを求め、昨季開幕時と比べ5キロ減の92キロで来日した。「マークがきつくなるのは分かっている。副主将と信頼されるのはうれしいし、周りを生かしながら勝利に貢献したい」。数的優位を保ちたい鳥栖ディフェンダーを、パワーと速さでねじ伏せた。 チームは選手の盛り上がりに指揮官の思いが加わってまとまっていた。19日に選手参加の決起集会を実施。当日のミーティング後、開催を知った風間監督からカンパを受けたという。 選手は指揮官へのお礼を済ませて会場の焼き肉店へ。選手会長・宮原はタイ、沖縄キャンプをへて選手同士の距離が近くなったと実感し「いい時間でした」。ジョーは新加入のシミッチやマテウスらと舌鼓を打ち「まとまりを感じる」とコメント。大量13選手が加わっても、チーム一丸となって鳥栖に乗り込んだ。
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